『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団ステージドア・『隊長の居ない特殊部隊』

2014年05月25日 | Weblog

昨日に続いて今日も隊長不在の特殊部隊。
今日は芝居の稽古は基本的になし。
お昼から夕方6時まで、ボイストレーナーの『魔女』石崎先生による
かなりハードな指導がありました。

まずは全員で唄う、ラストナンバーとなる曲「M11」を30分ほどやった後、
男性陣が芝居の頭に唄う「M1」の特訓になりました。

なんせ、ミュージカル。しかもその最初のナンバーと言う事もあって、
この曲の出来が、芝居の流れを決めてしまう。
この曲で、如何にお客さんにメッセージを伝えられるか・・・・が重要なポイントです。
唄が上手いとかじゃないのです、どう伝わるか・・・・と言う点に重点を置いた特訓でした。

まず唄に入る前の台詞から、石崎先生の指導が入る。
なんとこの台詞が僕の台詞。そして、僕のソロパートから「M1」が始まります。

芝居で必然的に唄に入って行く様な、台詞の言い方を何度もやり直しさせられました。
小一時間、それを繰り返して6回くらい唄ったかなぁ?
終わった時には、まるでサッカーの試合のハーフタイムのような疲労感。
まさに、ヘトヘトになってました。

でも、今日の特訓は凄く収穫の多い稽古でした。
まず、先生に何度も言われた「気持ち」の問題。
台詞を言って、音楽の前奏が流れて『はい、唄です!』みたいなのは駄目だと言われた。
プロの目には、それがはっきり解るんですねぇ・・・・

だから唄を唄う時間よりも、台詞の練習の方が多かった気がします。
ところが、その練習が『魔女の魔法』なんですね。
やっているうちに、気持ちがドンドン高ぶって来る。
しまいには試合前のあのアドレナリンが出るような感覚になって、体が熱くなる。
脳味噌も含めて、何だか自分じゃなくなって行く感じ。
決して今まで、適当にやって居た訳じゃないのだけれど、今回は「M1」という
重要な場面だから、先生の指導もいつになくハードな感じ。

『こん畜生』じゃないけれど、言われた事がすぐに出来ない事が凄く悔しかったり・・・・・。
それでも、僕はそれが凄く楽しくて芝居がまた好きになって行く。
『役になりきる』と言うのは、こう云った感覚なんだと体で体験して、
芝居は小手先じゃ出来ないって、改めて実感した。

それに付き合わされた『隊長の居ない特殊部隊』。
このおじさん達もタフでしたね。
そう云う意味でも、今日の稽古は凄い収穫が有った気がします。

そんな重要な『戦い』だったのに、肝心の隊長は別の戦場で後方支援・・・・・
レベルが上がった『特殊部隊』に来て、来週から遅れを取り戻せるのかなぁ?
それよりも心配なのは、『それを誰が教えるのか?』です。

この困難極まりないミッションを抱えている事を、
呑気な隊長は知らないんだろうなぁ・・・・

コメント
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