映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「バブルへGO」 阿部寛&広末涼子

2009-01-18 10:34:49 | 映画(日本 2000年以降主演男性)
映画「バブルへGO」はホイチョイプロダクション制作のコメディ映画

「私をスキーに連れて行って」からの3部作だけでなく、「東京いい店やれる店」のグルメ本など彼らが現代軟派文化に貢献したのは間違いない。
90年代前半くらいまでスキーによく行った当時は、映画を見る前に必ず「私をスキーに連れて行って」をビデオでみてからゲレンデに行ったものだった。
もちろんスキーにすすむ車の中のBGMは「ユーミン」でね。

「東京いい店やれる店」のグルメ文化に与えた影響も「ミシュラン」以上のものであった。
何よりもただ高級店という選び方でないのがいい。イタリアン、中華、B級グルメなどバイブルのように使わせてもらった。BOOKOFFで105円で売られている今も色あせていないと思うのは、古くからある東京の老舗に対する見方の鋭さであろう。

成蹊ボーイの育ちのよさがいたるところに感じられる。

そういう彼らのつくる映画であるから面白くないわけがない。
当然タイムマシーンなんて設定はフィクションだし、時代考証的にも多少オーバーかな?と感じる部分もあるけど、楽しめた。

財務省の窓際役人阿部寛が、日本の景気の悪化の根源は90年の「不動産総量規制」とみなして、主人公フリーター広末涼子の母親の電器会社のエンジニアである薬師丸ひろ子の発明のタイムマシーンをつかって、薬師丸と広末を90年の3月に送る設定である。
広末は当時の大蔵省に駆けつけ、17年前の阿部に会う。阿部は毎晩遊びまくる大蔵省のエリート、自分が17年後に依頼したことなど忘れて、広末に接する。
次第に何かおかしいということを感じて、「不動産総量規制」の指令の中止に動き出すという話

私自身が89年4月に東京から大阪に異動になったこともあり、90年それ自体の真実の姿はわからないが、描かれている風俗はボディコン服の使い方、眉毛の太さといい多少オーバーだったのではないか?スクウェアビルも全盛は80年前半がピークで88年後半はもう少しおとなしくなっていた気がする。ディスコだけでなく麻布クラブなんてカラオケ屋もあったんじゃなかったかな?
でもオーバーな方がいいだろう。ある意味お金を使わないといわれる今の若者たちにいい?影響を与えるだろうしね。

ただ不動産総量規制はきっちり90年3月でなく、もう少し前から大蔵省の厳しい業務指導が始まっていたと思う。90年の初めに銀行にいくとそういう話でもちきりであった。
実際東京の地価が下落し始めたのは、87年の末からと思う。87年の10月に300㎡以上の取引に国土法の届けが義務付けされてから極度ではないが下がっていた。そして88年に100㎡にラインが下げられた。むしろ東京の取引で儲かったお金で周辺地区が買われたり、関西の土地が買われたと思う。
89年4月に大阪に行って驚いた。まだ土地の値段が上がっていたのである。しかも89年の終わり位になると、東京の相場と変わらない取引が多く、絶対下がるなあと思ったものだった。そうしていくうちに大阪でも100㎡規制となり、むしろ東京を越える下げ幅となった。

経済の話をしだすと止まらないないのでこんなところで。。。
でもどっかでつまずいていたんだろうなあ。

参考作品
波の数だけ抱きしめて
中山美穂&織田裕二


彼女が水着にきがえたら
原田知世&織田裕二で昭和の終わりを楽しむ


私をスキーに連れてって
これを見たらスキーに行きたくなる
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チャーリー ウィルソンズ ウォー   トムハンクス

2009-01-18 07:25:02 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
ついこの前、ロバートレッドフォード監督「大いなる陰謀」という映画を見た。
敬愛するメリルストリープ女史も出ているの楽しみだったが、全然面白くなかった。トムクルーズも出ていて三大スターの競演ということだったが残念

同じようにこちらも大スタートムハンクスとジュリアロバーツの競演だ。
それにオスカー俳優となったフィリップシーモアホフマンが加わり、監督が「卒業」のマイクニコルズ
まったく関係ないのに失礼だったが、この映画も「大いなる陰謀」みたいだったらいやだなあと思ったが、それなりによかった。

トムハンクスは主人公チャールズウィルソンを演ずる。彼はテキサス州選出の下院議員。国家の裏工作資金を操作できる立場である。秘書は全員美人女性で、「プレイボーイ」の会長のような女遊びも楽しむような軟派系であり、ドラッグ遊びの疑いもかけられる。
その彼がジュリアロバーツ演じるキリスト教に狂信的で反共産主義の大富豪の依頼で、ソビエトの侵攻を受けているアフガニスタンからの難民の流入で苦難しているパキスタンに行く。
パキスタンの国境でソビエトの侵攻で荒れ果てた現況をみて驚いたトムハンクスは、何とかしてそれに対抗できないかと画策する。CIAに連絡して来たのがフィリップである。これは上司と大喧嘩して閑職に移っているが、頭脳明晰で適切なアドバイスをトムに与えて意気投合する。
トムは武器の調達にユダヤ商人を利用する。当然宗教的問題があるが、うまくかわしてお互いの利害関係を一致させ、ヘリを打ち落とす武器が調達できるようになる。

ベトナム戦争の持久戦で、最終的にアメリカがベトナムから撤退したように、アフガニスタンからソビエトが撤退する。冷戦のときは接する国に脅威を与えていたソビエトの力が落ちていくのを象徴するという話である。
私も影でこのようにアメリカが操っているとは知らなかった。
最初500万ドルの援助が最終的に10億ドルの援助にまでなる。裏金予算を引き出させるトムの駆け引きも面白いし、最新式の軍備に対抗できる武器をアフガニスタンに供給してつぎからつぎへとソビエトのヘリコプターを爆撃する姿は痛快である。

歴史の裏の事実もわかりそれなりに楽しめた。


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横浜ひさしぶり

2009-01-18 06:44:36 | 散歩
土曜日久しぶりに横浜上大岡に行った。
品川駅から京浜急行で26分だからそんなに遠くない。
目的は現地調査で歩くと20分近くで、バスで10分前後という場所。学生のころ父の仕事の手伝いで港南台や本郷台へよく行ったころは車で行ったのでそれも考えたが、渋滞を恐れて電車で行った。
上大岡の駅まではよかったが、すっかり変わっていて、駅のバス停がわからない。ようやく見つかったが、すごくいっぱい乗っている。注意すると、60代以上も多く、年をとった老人も目立つ。何かバス無料チケットでも渡しているのであろうか?
しかも、駅の周りはものすごい渋滞。その中でバスの台数は極度に多い。
これじゃ車混むよね。予定より上大岡にいる時間がかかってしまった。
本当は中華街で昼を食べるつもりだったがやめた。

そこで横浜駅へ
人が多い。駅を降りるなり、崎陽軒の売店が目立つ。
小さいころ江ノ島に行くとき、湘南電車で横浜の駅で止まると、駅のホームに崎陽軒のシュウマイを売っているおじさんたちがいっぱいいた。いつも買うのが楽しみであった。あとは大船の観音様を見るのもたのしみだった。
松本清張作「張り込み」という映画で最初に刑事たちが横浜駅から乗り込むシーンがある。それも思い出した。

西口に向かった。
大学のとき三ツ沢の体育館で試合や練習があって横浜駅はよく行った。
帰りはこの周辺でよく酒を飲んだ。そんなこともあり、西口には親しみがある。
地下街に下りて、食事をするところを探した。
スープカレーの表示が目に付き、「心」という札幌に本店がある店に入った。
もち豚とほうれん草のカレーというのを頼んだが、結構いけた。
ルーの量がそこそこある。ジャガイモやにんじんの具もちゃんとしたものが入っている。肉もビーフシチューのように煮込んだ肉でやわらかくおいしい。
どうも関東ではここと湘南台だけらしい。気に入った。

品川の家に立ち寄るのに東急通じて行くことにした。
東横線の特急?にのって行くと早くて安い。自由が丘で大井町線に乗り換えるルート
母校のある日吉は地下で駅のにおいがわからない。とまらないのは意外だった。気がつくと矢上校舎だけが見えた。どうも特急は菊名、武蔵小杉、自由が丘とクロスの電車ラインがあるところだけ止まるらしい。田園調布も地下だし、時代の流れを感じる。

東横線は乗っている人種のレベルは都内の電車でも最上級だと思う。
昔からその傾向は強かったが、今も変わらない。
たまにはこの路線もいいかも?次回は中華街寄ろう。
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