映画とライフデザイン

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映画「ザ・バイクライダーズ」 オースティンバトラー&トムハーディ

2024-11-30 17:23:43 | 映画(洋画:2022年以降主演男性)
映画「ザ・バイクライダーズ」を映画館で観てきました。


映画「バイクライダーズ」は1965年から1973年にかけてシカゴを中心にしたバイク集団の物語。主役は「エルヴィス」で興奮させてくれたオースティンバトラーである。その妻役が「最後の決闘裁判」ジョディカマーで、バイク集団のリーダーがトムハーディだ。豪華メンバーだけど、映画はアメリカ土着の匂いが強くかなり泥くさい。監督は「MUD」ジェフニコルズ。バイク集団の写真を撮っていた写真家に妻キャシーが回想を語る形で展開する。

1965年、シカゴのバーでキャシー(ジョディ・カマー)は、イケメンのライダーベニー(オースティン・バトラー)と出会う。キャシーの男がいる自宅に行った後5週間で結婚を決める。ベニーはケンカ早くて無口でジョニー(トム・ハーディ)率いるライダーグループ「ヴァンダルズ」に所属する。グループのメンバーは地元の荒くれ者たちでルールなんて守れない。やがてジョニーの一味は各地に支部ができるほど急速に拡大する。一方でクラブ内の治安は悪化していく。


いかにもアメリカらしい映画
ベニーの妻・キャシーによる回想として語られる。いかにもゴールデンエイジの奥様らしい。音楽は60年代の曲を効果的に挿入して気分はウキウキする。大きな緩急があるわけではないがテンポはいい。何かにつけて取っ組みあいする感覚が現在の日本人感覚とは離れている感じがする。戦争をやる国だからなのかなと思ってしまう。他のライダーチームと大げんかした後で、一緒に酒を酌み交わすシーンもあって不思議な感じを覚える。男の世界の映画であるのは間違いない。

「ヴァンダルズ」のメンバーは、共通の紋章をつけたジャケットを身にまとい、バイクを乗り回す。日本の暴走族とは少し違う。颯爽と走る姿を見てメンバー入りを希望する男たちは多い。メンバー入りを許可するのはジョニーで入れないこともある。それでも組織が拡大するにつれて面倒な奴も入ってくる。ベトナム戦争経験者はドラッグに溺れている。後半はぐちゃぐちゃになった映像が続く。


オースティン・バトラーがかっこいい。無口で余計なことは話さない。クチより手の方が早くケンカ早い。免許がなくなっても平気で走る。絡まれてやられる場面もあるけど、リーダーのジョニー(トムハーディ)が中心となってしっかり仕返しする。仲間を思う気持ちも強く、親分たる貫禄は十分だ。ずっとタバコを吸いまくる。最終局面が近づき、それまでと違うドラマも生まれて、白バイ隊に入ろうとする男への処置などジョニーの行いに疑問に思う場面がでてくる。栄枯盛衰の流れだなと感じる。

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