小型ヨットはディンギーと呼ばれています。これほど繊細につくられた舟は有りません。もっぱらレース用に使われています。
風に対して登るか、追風を受けて下るか、2つの走法しかありませんが、その中間のいろいろな角度でも、最高の速度が出るように設計されています。そして横流れを防ぐためにセンターボードを船底から水中へ出します。追い風のときはこのボードを引揚げてスピードを出します。
風上に登るときは2枚の帆でジグザグに走ります。
風下におりるときは風船のように見える丸い帆を舟の前に上げて3枚の帆を用いて全速で走ります。レースは数百メートル離れたところに標識のブイを浮かべ、三角形のコースで競います。
ヨットを楽しむ人々はディンギーから始めますが、初心者はすぐ転覆して、それを自力で起こして、またヨタヨタ走ります。
少し上手になればレースをします。上の写真はどこかの大学のヨット部が2艇で、三角コースのレースの練習をしている風景です。
自分もこんな風景の経験を江ノ島や葉山でしたことを思い出しながら写真を撮りました。
(終わり)撮影日時:8月23日午後3時頃、撮影場所:霞ヶ浦、土浦港沖