今週の木曜日は土用の丑の日です。暑い夏が来るとウナギの蒲焼を食べます。江戸の食文化なのでしょう。
今日は丑の日も近いので、江戸と川越を結ぶ旧川越街道沿いの「ぽんぽこ亭」に行って来ました。人気の店でお客が列をなしていました。ウナギの味、タレの味、堅めに炊いたご飯のバランスが良く、評判通りでした。
それにしても、いろいろな外国へいっても「うなぎの蒲焼店」だけは見当たりません。ヨーロッパではウナギは塩味の燻製にして丸のまま売っています。港町へ行くとウナギのぶつ切りをゴロゴロ入れたウナギスープがあります。なま臭くて食べられたものではありません。ウナギの燻製も非常になま臭い代物です。
中国やベトナムでは唐揚げにして、野菜と一緒に煮て、甘酢あんをからめた料理にするのが普通のようです。田ウナギも使います。この料理法は流石に美味です。
ウナギのかば焼きは手間暇が大変なので外国人はあまり食べないのではないかと想像しています。何方かお教え下さい。
下に今日のお昼に撮った写真を示します。川越の「ぽんこぽ亭」は検索するとHPがあります。電話は049-243-5450 です。祝休日は大変混みます。広い駐車場が数か所にあります。
未曾有の大地震と大津波で岩手、宮城、福島の海岸近い市町村が流されてしまいました。21000人もの犠牲者が出ました。その上、原子力発電所が4基も爆発して福島県は放射能の問題で苦しんでいます。その結果、日本は脱原発の方向を真剣に検討する事になりました。
上の写真では夏の白い雲へ向かって道がズウーッと伸びている光景を写しています。この風景を見ながら私は理由の無い不安に襲われます。この美しい日本の国土が荒れ果てる光景が一瞬、眼に浮かびます。日本の経済が凋落して底知れぬ奈落へ落ち込んで行くような錯覚にとらわれます。
本当にこのままで日本は大丈夫なのでしょうか?あなたは不安になりませんか?暗い気持ちになりませんか?
そこで私は先日から日本の総生産高や、国民一人当たりの年収や、貧富の差などを世界のいろいろな国々と比較してみました。その結果は、脱原発で世界における日本のGDPのランキングと日本の国内の貧富の差ランキングはどのように変わるか? として掲載しました。
今回の大災害と原発事故で、日本の財産の10%が消えてしまったと仮定しても、日本はまだまだ裕福な国だという結論を上の記事で分かります。統計の上ではそうなります。しかし本当でしょうか?
そこで考えを一歩進めて。「日本は住みよい国か?」という問題を検討したいと思います。私の考える住みよい国の条件は以下の通りです。皆様も是非独自にお考え下さい。
(1)国民総生産高と一人あたりの年収が世界の国々のトップグループに入っている。(アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、イタリーなどのグループに入っている)。
(2)貧富の差フランス、ドイツ、イタリー並みに小さい。(米合衆国は貧富の差が非常に大きい)。
(3)鉄道や高速自動車道路は国内に完備している。公共の交通手段が安価に提供されている。
(4)病院や診療所が津々浦々に配置されている。幼稚園、保育院、老人ホームも全国にある。
(5)職業の自由や移住の自由が完全に認められている。都会と地方の生活格差がほとんど無い。
(6)学校を選ぶ自由、宗教を選ぶ自由が浸透している。思想や信条の自由もある。
(7)新鮮な空気や美味しい水がふんだんにある。上水道や下水道が完備している。勿論水洗トイレも完備している。
(8)テレビ、新聞などのマスコミが普及していて報道の自由が認められている。携帯電話やインターネット網が発達している。
(9)民主主義と自由主義が普及している。人々がみな平等で差別が存在しない。
(10)輸出入が自由で世界中の産物が入手出来る。食べものも世界中から輸入できる。
このような国を世界一住み良い国と言います。
どうでしょうか?あなたは日本が世界一住み良い国と思いませんか。ですから悲観的な考えは止めましょう。
そして豊かな日本の財産を東北地方の大震災の被災地へ惜しげもなく集中して、その一刻も早い復興を推進しましょう。
復興のための特別税も早急に国会を通して貰いたいと思います。復興のための国債も売り出してもらいたいと思います。
政府は政権争いをしていて、大震災復興の政策の決定が遅すぎます。
国民全員が「日本こそ世界一住み良い国だ」と確信できるように、政治家たちも頑張って貰いたいと思っています。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人
=====参考資料です==============
国名 |
所得水準 |
貧富の格差 |
カナダ |
35,812 |
9.4 |
フランス |
33,674 |
9.1 |
日本 |
33,632 |
8.0 |
米国 |
45,592 |
15.9 |
スペイン |
31,560 |
10.3 |
イタリア |
30,353 |
11.6 |
英国 |
35,130 |
13.8 |
ドイツ |
34,401 |
6.9 |
韓国 |
24,801 |
7.8 |
ポーランド |
15,987 |
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