後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

広大な森の中に散在する国立天文台の散策をお薦めいたします

2013年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

この天文台は、新宿駅から電車で20分の三鷹駅南口からバスで行ける大沢にあります。

東京の近郊に、こんなにも広大な森が広がっているのです。驚きです。

以前から行こうと思っていた国立天文台、三鷹の森です。

昔は一般に公開されていませんでしたが最近、広い駐車場を作り、森の中のあちこちに離れて建てられた丸屋根の天文観測用のドームも公開されています。

天文観測のための望遠鏡やいろいろな施設を気軽に見ることが出来るのです。

案内板に従って森の中を散歩して行くと巨大な望遠鏡や、天文台歴史観があります。

そして、展示館の星空の動画を見ていると、宮沢賢治の銀河鉄道の列車に乗り込んだような錯覚を覚えます。

森の中を乾いた爽快な風が吹き抜けています。

ここは皆様へ絶対にお薦め出来る素晴らしい散策コースです。

屋外のベンチでは飲食自由です。平日は構内にある職員食堂を見学者も利用できます。駐車料金は3時間で500円で、施設の見学料は全て無料です。

兎に角、広くて、空気が新鮮で、その上静かな場所です。

詳しくは、http://www.nao.ac.jp をご覧ください。

下に先程撮って来た写真をお送りいたします。

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上の写真のような道が森の中にあって、それぞれの道の途中や先端に見学用の施設があります。

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上の写真はレンガ建ての旧図書館です。

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上の写真は日本最大の口径65cmの屈折望遠鏡が公開されている天文台歴史館です。巨大な望遠鏡は圧巻です。

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さらに上の写真のような森の中の竹林の道を歩いて行きます。

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そうすると上の写真のような太陽塔望遠鏡の入っている古いレンガの建物があります。1930年に作られた国の登録有形文化財です。「アインシュタイン塔」の名もあります。

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旧図書館の右を奥へと進むと子午儀資料館があり、更に奥へ進むと上の写真のような天文機器資料館があります。

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上の左の写真は日本最大の口径65cmの屈折望遠鏡で、右の写真はそれで撮影した天体の写真です。

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上の2枚の写真は展示室での星の動画の場面です。

この動画を見ていると、銀河鉄道の列車に乗り込んだような錯覚を覚えます。

こんな連想を思い出しながら森の道を家内と一緒に散策してきました。

ここは自信をもってお薦め出来る散策地です。天気の良い日に是非お出かけになって下さい。

近くに深大寺と神代植物園もありますので、組み合わせると丸一日のハイキングになると思います。(終わり)


面白い、そして考えさせる今日の国際ニュースのいろいろ

2013年05月18日 | 日記・エッセイ・コラム

国際ニュースだけを集めている新聞のページを国際面と言うらしいです。

世界中で起きているいろいろな出来事が出ているので大変面白いのです。雑多な断片的な報道が多いのでいろいろ考えさせられます。

例えば今朝の読売新聞の国際面から興味あるニュースを数件ご紹介し、私の感想を書いて見ます。

(1)飯島氏の北朝鮮訪問にアメリカが不快感を表明している。

はっきり言えばアメリカと韓国政府がカンカンに怒っているのです。

中国政府は日本の動きを支持しているのです。

怒る気持ちが痛いほど分かります。

北朝鮮のミサイル発射準備や核兵器開発で怒ったアメリカと韓国が北朝鮮を厳しく封じ込め、経済制裁をしている最中に日本だけが拉致問題解決のために訪問し、北朝鮮と取引をしているのです。それも事前にその外交交渉をアメリカや韓国へ説明もしなかったのです。

この安倍総理のやりかたは安保体制にヒビを入れる外交上の失点です。

国内の経済成長で成功し、アベノミクスなどともてはやされて安倍さんは少しいい気になり過ぎています。外交というものは世界の国々に影響を与える複雑なものなのです。どうも安倍さんは必要も無く歴史問題で中国や韓国を感情的にさせたりしてきたので、外交が強気過ぎると言うのが私の感想です。

(2)日本維新の会の橋下共同代表の慰安婦に関する発言。

それは国際的な観点から考えると絶対に言ってはいけない事です。橋下さんは以前から国際感覚が欠如していると危惧していました。今回もその欠点が出てしまったと言うのが私の感想です。

日本の地方自治体へもっと権力を与えよという狭い視点を、脱却すべきなのです。困ったものです。

(3)シリアの反政府勢力へアメリカが巨大なトラックを援助。

アメリカが武器にしたいのです。しかし政府軍へロシアが武器援助をしているのでアメリカが同じことをすれば冷戦時代の代理戦争になってしまいます。

そこで恐る恐るトラックや防弾チョッキを贈ったが、反政府軍はガソリンを使い過ぎるトラックは使えないし、防弾チョッキも重すぎて動けないと怒っているという報道です。

シリアはもう長い間、政府軍と反政府軍が激しい戦争を続行しているのです。双方へ武器を援助している国々があって実に厄介な状態になっています。

解決の糸口も無い大規模な戦争なのです。日本はシリアの反政府軍を支援すべき立場ですが、アラブ諸国を怒らせないために何もしないのが得策のようです。

(4)ヨーロッパの会社がバングラデシュの縫製工場のビルを強化をする。

バングラデッシュの縫製賃金は中国の六分の一と言います。ですからヨーロッパのアパレル会社はみなバングラデシュで縫製をしています。

しかし最近その縫製工場のビルが倒壊して多数の「お針子さんたち」が犠牲になったのです。

そこで欧米のアパレル会社がお金を出し合ってバングラデシュの縫製工場のビルを検査し、倒壊の危険があるビルを強化するということを申合せたというニュースです。

大変良いニュースです。それにしてもお針子さんの賃金が中国の六分の一とは暗澹たる気分になります。これは感想ですが。

(5)オバマ大統領が3件の不祥事で頭痛。

昨年、ロビアの米公使館がテロで襲われ4人が殺されました。襲撃の危険性を知っていながら防止できなかったのです。その事実を隠ぺいすしたという不祥事です。

内閣の歳入庁が特定の団体だけを免税にしたという不祥事です。

そして3つ目はAP通信社の記者から、国家機密法にふれる文書を強制的に押収したという不祥事です。

いずれもアメリカの国内問題です。問題は沈静化すると思います。

それはそれとして、黒人のオバマさんが大統領になって二期目、5年になります。失敗の少ない実に有能な大統領で、黒人の地位を非常に高めました。世界中の黒人が以前より尊敬されるようになったのです。

これは人類の歴史に残る絶大な功績です。

リンカーン大統領の黒人奴隷解放から幾星霜、実に感動的な出来事と思います。

オバマさんは2期、8年間の任期をアメリカの名大統領として全うするものと信じています。

そんなことを考えさせる今朝の新聞の国際版でした。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)