夏になると登山する人が多くなります。ですから登山は夏の風物詩と言っても良いと思います。風物詩とはちょっと違いますが勘弁してください。
今日は若い頃の北アルプス縦走の思い出を写真に従ってお送り致します。しかし今日使う写真は全てインターネットから転載したものです。私は北アルプスを縦走した時はまだ写真機を持っていなかったのです。
さて縦走は大糸線の穂高駅から中房温泉への登高から始まりました。そこに一泊して燕岳、大天井、西岳、槍の肩の小屋で一泊し、南岳、キレット渡り、北穂高、涸沢、横尾と歩いて上高地に降りて来ました。歩いた行程の地図は末尾に示してあります。全部で2泊3日の山歩きでした。毎日10時間ほど歩きました。写真で説明します。
1番目の写真は前夜泊った中房温泉から1時間ほど登ると突然見える燕岳です。この地点から槍ヶ岳を遥かに見ながら縦走路を行くのです。
2番目の写真は燕岳と大天井岳の間の尾根から見える槍ガ岳です。まだ遠方です。
3番目の写真は大天井岳の肩を回りこむといよいよ近くなった槍ガ岳です。
4番目の写真は威風堂々の槍ヶ岳です。2日目に泊った槍の肩小屋は槍の先端より下った左の肩にありました。
5番目の写真は南岳と北穂高岳の間にあるキレットの写真です。手前右が南岳で左奥の尖った山が北穂高岳です。キレットの両側は絶壁で渡るのが怖い場所です。縦走路で一番危険な所です。怖くて冷や汗が出ました。
6番目の写真はキレットを渡った所にある北穂高岳です。ここまで来ればもう大丈夫です。
7番目の写真は北穂高岳の下にある涸沢です。ここは安全な場所なので鼻歌まじりに歩いて横尾小屋まで下りました。
8番目の写真は横尾小屋から梓川沿いに根気良く歩いて出て来た上高地の風景です。奥の山稜が穂高連峰で右の手前の山は明神岳です。
上高地ではすぐにバスに乗り松本から夜行列車で帰りました。まだ22歳でしたので体力があったのです。
今日は「追憶の夏の風物詩」の(4)として北アルプスン縦走の思い出を書きました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
===歩いた行程の地図=========
今日の記事の歩き始めた場所はこの図の右上の中房温泉です。図面の太い赤線のとうり槍岳まで来て槍岳肩の小屋に泊まりました。槍平小屋には行きませんでした。槍岳肩の小屋からは南岳へ登り、キレット渡り、北穂高、涸沢、横尾と歩いて上高地に降りて来ました。
この地図の出典は、http://www1.u-netsurf.ne.jp/~tamu/244omoteginza.htm です。