戦前の日本は 男女平等 でなかったのです。男女同権でありませんでした。
敗戦の結果としてアメリカ占領軍が日本へ男女同権をを持ち込んで来のです。そして1947年に男女平等を保障した日本国憲法が施行さたのです。同じ年に労働省に婦人少年局が新設されました。女性に選挙権が与えられたのです。
戦後の男女同権は江戸時代からの日本人の男女差別思想を根本的に変え行ったのです。
今日は江戸時代からの男女差別を振り返り、戦後の男女同権の思想が日本をどのように変えて来たかを書きます。そして最後に料理を作ったり子守をする現在の夫の写真を示します。この写真こそが戦後の男女同権の思想の具体的な効果なのです。戦後、77年経過して日本の男は写真のように変わったのです。
さて江戸時代からの流れを下記の資料から抜します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%90%8C%E6%A8%A9
江戸時代の日本では儒教による支配層の統治が強まった結果として男尊女卑も強くなりました。幼きは親に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従えという教えでした。結婚は家と家とによる婚姻制度だったのです。男女の個人的な恋慕の情は無視される傾向でした。江戸時代はそんな時代だったのです。
しかし明治近代期以降も儒教的道徳が残り女性の参政権は認められず投票権は無かったのです。家庭にあっても忍従が美徳とされていました。
ところが第二次世界大戦の敗戦後、アメリカ占領軍による五大改革が実行されたのです。その日本の戦後改革の第一項目に「婦人解放」が盛り込まれ女性の参政権が認められたのです。
しかし国際的にみて現在のでもの男女間の差異の大きさは深刻な問題です。男女差別が今なお続いている要因はどこにあるのでしょうか?
その要因の一つに戸籍という仕組みの存在が考えられます。戸籍のもとを辿れば律令制度で徴税や徴兵のために戸籍を作成されました。女は「戸」のなかで「売(め)」、つまり女であるという記号をつけて男女を差別して記載したのが始まりです。やがて「家」という単位ができて、男系で継承されるようになっていきます。さまざまな社会の仕組みが「戸」単位で考えられ、その代表者である戸主は常に男性でした。
江戸時代の家系図などでは、男性の名だけが代々書かれ、女性の場合は個人名もなく、ただ「女子」「女」と書かれているのです。家を継ぐ男性が優先されていたのです。
この男女差別の考えは現在でも強く残っています。例えば一般に会社の部長や課長は男性が多く女性社員は結婚・子供が出来ると辞めるという暗黙の習慣があります。
他の例では日本では政治家は圧倒的に男性が多いです。日本では女性が総理大臣になった例がありません。
社会はそんな風潮ですが家庭では女性の権利が強くなりました。これが、戦後の男女同権の思想の産物です。
最後に料理を作ったり子守をする現在の夫の写真を示します。写真の出典は、
最後に料理を作ったり子守をする現在の夫の写真を示します。写真の出典は、
https://domani.shogakukan.co.jp/421619 です。
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1番目の写真は現在の主婦が料理を作っている場面です。この写真を見ると時代の変化を感じます。私の母は真面目に貧しい材料で料理を作っていました。厳しい顔でした。現在は食材も豊富で主婦は楽しみながら料理を作っています。
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2番目の写真は夫が料理を作っている場面です。私も料理を手伝いますが材料は妻が切ります。私の分担は煮たり、焼いたり、揚げたりと火を使うことです。エプロンなぞは絶対につけません。男の沽券かかわります。
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3番目の写真も夫が料理を作っている場面です。何時もしているようで手つきです。料理が趣味なのでしょう。エプロンなぞつけてない姿が良いです。
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4番目の写真は夫が子供と遊んでいる場面です。昔の父親は厳しく怖い存在でした。私は父親とこんな風に遊んだ記憶がありません。時代の変化に感無量です。
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5番目の写真は父親が子供を肩車している場面です。昔の父親はしませんでした。私は父親より若い叔父に肩車をしてもらい大変楽しかったことを記憶しています。
今日は江戸時代からの男女差別を振り返り、戦後の男女同権の思想が日本をどのように変えて来たかを書きました。そして最後に料理を作ったり子守をする現在の夫の写真を示しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)