後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「日本の仏教的風景(3)自然の中の鎌倉の質素な寺の風景」

2022年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム
鎌倉へはお寺の散策をしに何度も行きました。懐かしい嘗遊の地です。
禅宗を主にした鎌倉佛教の栄えた所で寺院は約130ヶ所もあります。しかし京都の寺院に比べて質素で小さいのです。円覚寺と建長寺は大規模で立派ですが他の寺々はささやかな感じです。
今日は自然豊かな鎌倉のお寺の雰囲気をご紹介したいと思います。鎌倉のお寺の魅力は周囲の自然に溶け込んでいることです。低い山を背景にし緑が豊かで美しいのです。庭も小さいのですが趣があります。
写真の出典は、https://kamakura.press/tera/tera-ranking/ です。
1番目の写真は建長寺の最奥にある「勝上献展望台」からの眺めです。鎌倉の街と海を一望出来る展望台です。 建長寺の山門から本堂を通って裏の坂道を根気良く登ると展望台に上がれます。

2番目の写真は明月院 の本堂にある丸い窓からの景色です。明月院 は 特に紫陽花の時期と紅葉の時期は非常多くの人が来ます。 北鎌倉駅から徒歩10分弱のところにあるります。私はアジサイの咲く頃に何度も行った懐かしいお寺です。
3番目の写真は浄妙寺の庭です。鎌倉五山にも入っているお寺です。いつ行っても参拝人の数が多かったお寺でした。境内には茶室もありました。
4番目の写真は竹寺として有名な報国寺の竹林 です。報国寺の竹林は非常に美しく一見の価値があります。 場所は八幡神社の右奥にかなり行った所にありますので車で行くのが便利です。
5番目の写真は瑞泉寺 です。水仙がたくさん咲いて梅が香っている頃の行きます。鎌倉のお寺の本堂はこのように小さくこじんまりしています。他のお寺も同じようす。
6番目の写真は東慶寺の茅葺きの山門です。四季の花々や紅葉も美しいお寺で した。北鎌倉駅から徒歩3分ほどの距離で す。

7番目の写真は鎌倉の文学館 です。鎌倉の西部で長谷寺や大仏に近い場所です。鎌倉で執筆した文士の写真や生原稿や文房具が沢山展示してあります。
この建物はもともと加賀藩の明治以後の海の別荘でした。
いきなり私的な話になりますが家内が戦前に生まれ育った家がこの文学館の下にありました。家内は近くの聖母幼稚園から御成小学校に入学しその2年後に群馬県へ疎開しました。「加賀様」の庭でよく遊んだそうです。自宅から松林を通うり抜けると由比ガ浜の海水浴場に出るそうです。
鎌倉の生活は実に楽しかったと何度も言います。私が鎌倉に親近感を持つのは家内の楽しかった鎌倉の思い出のせいです。そして何度も訪れた自然に溶け込んでいるお寺の風景が忘れられません。

今日は鎌倉の魅力をご紹介致しました。そして鎌倉で生まれ育った家内の思い出も書きました。鎌倉へは東京駅から横須賀線の電車に乗ると真っ直ぐ行けます。是非お出掛けになって、ついでに江ノ電で江の島まで行くと楽しいです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)