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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「雨の日なのでレオナール藤田嗣治画伯の油彩画を静かに鑑賞する」

2022年10月06日 | 写真

雨の日なのでレオナール藤田嗣治画伯の油彩画を静かに鑑賞しました。1番目の写真は『眠れる女』と題される作品です。サロン・ドートンヌでセンセーションを巻き起こしたそうです。この絵で藤田は一躍パリの画壇の寵児になった有名な油彩画です。特に肌の色の白さが独特な美しさを放っており他に誰にも描けない白だったのです。藤田の第一期の作品です。2番目の写真は「ホテル・エドガー・キネ」です。制作年は1950年頃で、カルナヴァレ美術館に所蔵されています。3番目の写真は「コレネイユ市場、魅せられたる河より」です。4番目の写真は1937年に制作した大きな壁画の「秋田の行事」です。5番目の写真は『秋田の行事』の部分の一枚です。これは藤田の第二期の作品です。

裸婦像は面相筆による線描を生かした独自の技法による、独特の透きとおるような画風で描かれました。サロンに出す度に黒山の人だかりができたそうです。
サロン・ドートンヌの審査員にも推挙され、急速に藤田の名声は高まりましす。
当時のモンパルナスにおいて経済的にも成功を収めた数少ない画家でした。
『寝室の裸婦キキ(Nu couché à la toile de Jouy)』と題される作品は、1922年のサロン・ドートンヌでセンセーションを巻き起こし、8000フラン以上で買いとられたそうです。

「全国のヨットスクールのご案内」

2022年10月06日 | スポーツ
全国のヨットクラブやヨットスクールの案内は下記にあります。

http://rippletown.jp/yacht-school.shtml

添付の写真はヤマハヨットスクールの写真です。

ご自分の家の近所のヨットスクールで是非ヨットを始めては如何でしょうか。


「貧乏でも良い趣味を持ち人生を楽しむ方法」

2022年10月06日 | 日記・エッセイ・コラム

自分は貧乏だと思います。しかしお金を節約して、良い趣味を2つ持っていました。すると貧乏を忘れて人生が楽しくなったのです。豊かな気分になったのです。一つは別荘を楽しむ趣味で二つ目はキャビンのあるヨットの趣味です。
今日は貧乏でも良い趣味を楽しむ方法をご紹介します。お金をほとんど使わない方法をご紹介します。
まず別荘の趣味ですが最小の出費にするために整地した別荘地ではなく山林を少しだけ買います。そしてその山林の中に小屋を作るのです。山林は驚くほど安く買えるのです。

1番目の写真は甲斐駒岳の麓に山林の中にある私の小屋です。別荘と言えないほど質素な小屋です。80坪の土地代が80万円で小屋は200万円でした。

しかし山林に囲まれて泊まっていると豊かな気分になります。窓の外にある見事な樹々の風景が贅沢な気分にしてくれます。清らかな小川のせせらぎも楽しいものです。
別荘と「山林の中の小屋」との出費の違いは大きいものです。小屋の建造費が格安です。別荘地と山林地とは値段も違う上、不動産税が雲泥の差です。
しかし豊かな想像力と自然へ対する憧憬が強ければ同じように楽しめます。ロマンチシズムを持っていると、より一層豊かに趣味を楽しめるのです。
6畳位と5畳の2部屋の小屋へ1974年以来通っています。
何年か前に電気釜を持って行ったことがありました。それを使って美味しいご飯を炊いたのです。近所の山林に住む友人を招んで、青空の下で家内と3人で昼食を楽しみました。それだけで楽しいのです。豊かな気分になれるのです。
見上げると丘の稜線に立つ雑木林が落葉し、向こう側の青い空が見えます。
テーブルの足元には清らかな水音をたてて小川が流れています。
昼食は炊き上がったばかりの鶏飯だけです。お茶と漬物だけの質素な食事です。モリアオガエルの冬眠のさせ方が食卓の話題でした。
これが私の貧乏だが贅沢な趣味の一つです。写真を示します。

2番目の写真は鶏飯を焚くために使った電気釜です。

3番目の写真は出来上がった鶏飯の昼食です。テーブルの足元には清らかな水音をたてて小川が流れています。

さてもう一つの贅沢な趣味をご紹介します。ヨットの趣味です。
はるばる琵琶湖まで行って格安の中古のヨットを買って来たのです。霞ヶ浦でヨットを楽しみました。気分はとても贅沢な趣味でした。
このヨットの趣味は50歳から75歳まで25年間楽しみました。ヨットの趣味は素晴らしい体験でした。
しかしヨットの趣味はお金がかかる、危険だ、仲間が必要だという誤解があってなかなか始める人が少ないのです。そこでこの誤解を解くために自分の体験をご説明したいと思います。

(1)ヨットはお金のかかる趣味で自分にはむいていないという誤解
確かにキャビンのついたヨットの新品を買おうとしたら300万円から600万円くらい必要です。しかしヨットの中古品なら驚くほど安いのです。
キャビン付の長さ26フィート位のヨットなら100万円くらいで新品同様の中古品が買えるのです。琵琶湖や瀬戸内海方面には安い中古艇が沢山あります。ネットでヨットの中古品を検索すると沢山の情報があります。30万円や50万円の船もあります。キャビンのついたヨットです。
問題はヨットの係留料です。湘南のマリーナなら年間100万円以上ですが、霞ヶ浦の茨城県の管理している岸壁なら年間5万円の係留料です。全国の県庁が管理している係留場所は格安なのです。根気よく探せばもっと安い係留場所があると思います。
ですから100万円から150万円もあればキャビン付の中古のヨットを買って、ヨットの趣味が始められのです。少しの準備金があれば始められる素晴らしい趣味なのです。

(2)ヨットは転覆して危険だという誤解
ヨットはすぐに転覆してしまうので危険きわまりないと思っている人がいます。しかしヨットには2種類あって、「すぐに転覆するヨット」と「絶対に転覆しないヨット」があります。前者はキャビン(客室)の無い小型ヨットでディンギーと言い、後者はキャビンがあり、クルーザー・ヨットと言います。
クルーザー・ヨットは長さが普通6m以上で、屋根のついた気密なキャビンを持っています。そして船底に転覆防止のために重い鉄板が水中へ突き出ています。その重りのお陰で、船がどんなに傾いても直ぐに起き上がります。
ですから「ヨットはすぐに転覆する」という理解はディンギーに関しては正しく、クルーザー・ヨットに関しては大きな誤解なのです。

(3)ヨットには仲間が必要という誤解
私はヨットには終始、独りで乗りました。時々家内が一緒に乗って、帆走を手伝いますが、基本的には独りで帆走します。どんな強風が来てもクルーザー・ヨットは横倒しになりません。安心です。

4番目の写真は私が一人で帆走している光景を家内が岸壁から撮った写真です。

5番目の写真は方向転換の時、失敗してジブセールを絡めた時の写真です。一人ですとこういう失敗を時々します。

さてヨットの甲板の下は全て気密な空間になっていて船室になっています。
炊事用のコンロや流しも付いています。要するに寝泊り出来るような構造になっているのです。後ろの出入り口さえ閉めてしまえば、このキャビンには絶対に水が入らないような気密構造になっているのです。

6番目の写真はキャビンの中の炊事コーナーです。 流しと2口コンロのある料理コーナーです。
夜になれば港に係留して、キャビンで簡単な料理を作ってビールを飲みます。寒い冬でも泊ります。お正月には重箱につめたお節料理を持ちこんで家内と食べて帰ってきます。たまには昔の同級生やヨットで知り合った友人を招待して一緒にキャビンやデッキでパーティをします。お客がシャンパンなどを持参してきます。私はオードブルの大皿を準備します。

霞ヶ浦で怖いのは強風だけです。しかし強風になりヨットが傾き、マストが水面につきそうになると風はセイルの上を吹きぬけて行きます。暫く辛抱しているとヨットがひとりで起き上がります。起きあがったら、すかさずセイルを下ろして、エンジンをかけて帰港するば良いのです。
こういう怖い経験を何度かしました。スリル満点で後から愉快になります。
ヨットは安全な構造になっているのです。ですから仲間は要らないのです。

このようにヨットにはいろいろな楽しみ方があるのです。ヨットは奥行きの深い趣味なのです。

今日は貧乏でも良い趣味を楽しむ方法をご紹介しました。別荘を楽しむ趣味とキャビンのあるヨットの趣味です。ほとんどお金を使わない方法です。お若い方々へお薦めしたい趣味です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)