後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「豊かな湧き水のある風景の写真を撮って来た」

2023年05月21日 | 写真
立川から国分寺市そして小金井と伸びる崖線の下には幾つも泉があり、綺麗な水が湧いています。そしてその湧き水を湛えた池があります。
今日はそんな湧き水を湛えた池の風景の写真を撮って来ました。もう初夏の陽気でした。


「大乗仏教と上座部仏教の違い、同じ仏教でもこんなに違う!」

2023年05月21日 | うんちく・小ネタ
さてお釈迦様は2500年程前にインドに生まれ、現在でも世界中の多くの人に信じらている仏教を創ったのです。
インドでその後500年くらい経ってから仏教は大乗仏教と上座部仏教の2つに分かれました。
玄奘三蔵法師が629年に陸路でインドに向かい645年に経典657部や仏像などを持って唐に帰還しました。この玄奘三蔵法師の持ち帰ってきた経典は大乗仏教のものでした。従って現在の日本の仏教は大乗仏教に近いものなのです。
一方、上座部仏教(小乗仏教)の方はミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、そしてインドネシアのバリ島に伝承されました。
釈迦はすべての人々を救いたかったはずです。そんな考えから生まれたのが大乗仏教です。
大きな乗り物ですべての人々を救う事を目的とします。上にも書きましたが、日本に伝えられた仏教は、すべてがこの大乗仏教を基本にしています。
それでは上座部仏教と大乗仏教の違いを書くと次のようになります。

(1)上座部仏教では200以上の戒律を守らなければ釈迦の教えを理解し悟りの境地に至らないと教えています。戒律を守るために出家するのです。
一方、大乗仏教では殺生戒以外の戒律はありません。出家しなくても釈迦の教えを理解し悟りの境地に至ることが出来ると言う教義です。

(2)上座部仏教では釈迦を最高位に据えて崇拝します。
一方大乗仏教では全知全能の宇宙神の盧舎那仏や大日如来が人々を教え導くために釈迦になったという教義です。従って釈迦は宇宙神の化身です。誤解を恐れずに書けば釈迦は盧舎那仏や大日如来の部下なのです。家来なのです。このように大乗仏教では抽象的な概念が仏像になっているのです。その上、大乗仏教では観音菩薩や薬師如来や大日如来などの数多くの佛様がお寺の本尊として祀られているのです。
この多くのブッダの中に西方極楽浄土の阿弥陀如来や東方浄瑠璃世界の阿閦如来なども居ます。
このように大乗仏教は多神教的であります。そして教義も時代と国々によって変化して来たのです。
写真に上座部仏教のお寺と日本の大乗仏教の法隆寺を示します。

1番目の写真は13世紀に作られたタイのチェンマイにあるお寺です。上座部仏教のお寺です。

2番目の写真も同じお寺の別の建物です。タイのチェンマイにあります。

3番目の写真は大乗仏教のお寺の法隆寺です。
法隆寺が創建されたのは1400年以上昔、西暦607年のことだったと言われています。推古天皇の時代で、日本は天皇を中心とした朝廷の支配体制がようやく確立し始めていた時代でした。当時仏教が中国から伝来し、その仏教を国の柱としてお寺を建てる動きが始まりました。
それ以来日本中に国分寺をはじめ数多くのお寺が建てられました。
現在の日本全国には7万5000くらいのお寺があると言われています。全ての日本のお寺は大乗仏教のお寺なのです。

今日は大乗仏教と上座部仏教の違いを書きました。同じ仏教でも非常に違うのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「今日の主の昇天のミサの動画配信」

2023年05月21日 | 日記
関口教会の動画配信、
https://www.youtube.com/watch?v=K5IrMMP9PcM

イグナチオ教会のミサ動画配信、
https://www.youtube.com/watch?v=qacL52ejEuQ

広島のカトリック幟町教会
https://www.youtube.com/watch?v=k10woaVYhFQ

 カトリック幟町教会、世界平和記念聖堂は,広島市中区幟町に所在し,昭和20年8月6日の原爆犠牲者を弔い,世界平和の実現を祈念する場として企図された教会堂である。設計は村野藤吾で,昭和29年8月6日に献堂された。

写真は広島のカトリック幟町教会です。