日本列島は寒気に覆われて寒い日々が続いています。
そこで今日は熱帯性の植物が繁茂し花々が咲いている東京都の八丈島の風景写真をお送りします。
何年か以前、287Kmの波頭を越えて行ったのですが、帰りの船が荒天の為に欠航しました。島に数日、閉じ込められました。
その数日の間、レンタカーで島の隅々までまわって撮った写真です。
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1番目の写真は東の三原山と西の八丈富士に挟まるようになっている八丈町の風景です。
後ろの山が八丈富士ですが、その左後ろに小さく八丈小富士が写っています。
八丈島で感動したことは大きな島全体が熱帯性の植物で覆われていて、さながら天然の植物園のように見えることでした。
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2番目の写真は島の南東部にある漁港と背後の熱帯性樹木の繁茂した山の写真です。
漁船は3トンから20トン位で、島全体の漁船の総数は180隻位あり、皆個人所有だそうです。取れる魚は売上金の多い順に、カツオ、トビウオ、キンメダイ、ムロアジ、マグロ類(カジキ)、メダイ までが主なもので、他にシイラ、アオダイ、ハマダイ、カマス、サワラなどだそうです。
また少しだけ採れる地魚としてオナガダイ、バイショーイカ、アオゼ、キツネ、エースなどがあり、刺身にしたり、島寿司や夕食のおかずにして食べているそうです。島の人々は地魚を東京へ出荷しないで地元で消費しています。
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3番目の写真は大賀卿町の中心にある都立公園の風景です。
この公園は、真中にドライブウエイがあって車で楽しみながら通り抜けられるようになっています。ところどころの林の中に駐車場があり、散歩することも出来ます。素晴らしい所ですが、近所の人が2、3人だけ散歩している、淋しいくらい静かな公園です。
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4番目の写真は道端に咲いていたアロエの花の写真です。島の重要な産業は熱帯性の観葉植物の栽培なので島のあちこちが観葉植物とその花で埋め尽くされているのです。
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5番目の写真は観葉植物を収穫してしまった畑の隅にあった熱帯性の林の風景です。島の森や林はこのような光景でした。
八丈島は東京都の島ですが黒潮の暖流の中心にあるので南の植物が自生しているのです。
東京の西の端は秘境の桧原村で南の端は海上、遥か1000Kmも南にある小笠原諸島の硫黄島なのです。東京は随分と広い範囲に広がっているのです。
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6番目の写真は東京都立八丈島植物公園の温室内のブーゲンビリアやの花の写真です。
東京都の財政が豊かなので八丈島には都立の高校や公園や病院なのがあり、その上、羽田と定期航空便があります。海上280Km以上も離れた島ですが大きなスーパーもあり生活には困りません。
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7番目の写真は毎年3月下旬から4月の第1週にかけ開催されているフリージア祭りの写真です。写真の出典は「八丈島フリ-ジア祭り」の画像集です。
以上の写真はフリージア祭りの写真以外は2009年の1月に自分で撮影したものです。
八丈島の植物の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料==================
八丈島とは:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E4%B8%88%E5%B3%B6
東京の南方海上287キロメートル、御蔵島の南南東方約75キロメートルにあり、東山(別名:三原山・標高701メートル)と西山(別名:八丈富士・標高854メートル)のふたつの火山が接合した北西-南東14キロメートル、北東-南西7.5キロメートルのひょうたん型をした島。面積は山手線の内側とほぼ同じ。
富士火山帯に属する火山島で、東山は約10万年前から約3700年前まで活動し、カルデラを形成したと考えられている。最終噴火は有史以前であり歴史記録上の噴火はない。西山は数千年前から活動を始めた新しい火山で、山頂に直径約500メートルの火口がある。1487年12月、1518年2月、1522年 - 1523年、1605年10月、1606年1月に噴火が記録されており、特に1606年の記録には、海底噴火によって火山島ができたとされる。
八丈小島:
八丈小島は、八丈島の北西7.5キロメートルの海上にあり、島のほぼ中央にあたる太平山(616.8メートル)から成る面積3.1平方キロメートルの火山島ですが、昭和44年6 月に全員離島し、現在は無人島です。
そして、八丈町とは、
人口は平成22年に8,231人住んでいました。詳しくは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E4%B8%88%E5%B3%B6 に出ています。
5つの集落
集落は、島の南東部に位置する三原山を中心とする樫立・中之郷・末吉で形成される坂上地域と、島の経済活動の中心地である大賀郷・三根で形成される坂下地域があります。