春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

「お十夜」に酔う

2012-10-29 15:03:00 | 祭り

「わ~秋だ~」
暑さも越えて一気に、寒くなった
あの、じりじりした直射日光は未だ余韻を残すが、日陰は一段と涼しく
汗もかかず、外歩きが大変気持ちがよい。
多摩平の公園を抜けて真っ直ぐ 西方向へ向かう。
日野市から八王子市域へ1時間半かかって都立小宮公園に出る。
その一画の大善寺に行く。 道は昔のまま、1.5車線の狭い道でのどかな里の雰囲気を残す場所である。
大善寺は約440年前に、八王子城主、北条氏の菩提寺として生れた。
八王子城は豊臣側に1日で落とされ、3~4000人共言われる人が亡くなった。
その供養に毎年、「お十夜」が行われ、関東三大十夜と言われていたが、寺が横山町から現在地の大谷町に移って以来、途絶えてしまった。その「お十夜」が復活、50年振りで仁王様がお目見えした。
筋骨隆々の肉体に威嚇する仁王様が見据える姿は迫力がある。
普通は山門にあり、網に覆われ、外気に晒され風化し、色も落ち、つやも失っている。
此れ程の姿を目の前に見るだけでも、感動を呼び、大変価値があった。
その仁王様の前で色々の催しが開かれた。


行事の合間に揃い真っ白いハッピ姿の衆が「お十夜太鼓」が力強く打ち鳴らされる。
「ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドン」リズムに乗った太鼓の音がお堂は元より、境内から、静かな寺周辺迄響きわたる。
太鼓の音に、自然と高揚感に浸され気分は「此れがお十夜」なのだろうか


市内から送迎バスのピストン輸送や徒歩で詰めかける、老若男女でお堂の前は一杯になる。
前面には仁王、脇にはお地蔵様が見下ろす中で怒派手な衣装とサングラス姿の嘉門達夫のライブが行われた。
洒落の連続技に大人も子供も、一体になって賑やかであった。

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