春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

八王子まつり

2007-08-06 00:07:00 | 祭り
◇熱く、燃える八王子祭り
台風の置き土産、熱帯からの熱気がそのまま残り、日中は37、8℃と、猛烈な日差しに、ともかく暑~いその暑いさなか、八王子祭りに行ってくる。
八王子でも一番賑やかな甲州街道と言われたが、郊外の大型店舗の進出に昔ながら商店も客足も落ち、淋しくなっているおり、この八王子祭りだけは古い伝統を受け継ぎ、賑やかを取り戻し、3日間に約50万人の人出があるようである。
打ち上げ花火、民謡流し、神輿、山車と色々催しがあるが、その中の一つに関東太鼓合戦も勇壮な響きに多くの人出が集まり人気を博している。

◇力強い太鼓の響きが激震を呼ぶ

普段でも交通量の多い甲州街道を当日の15時も持って、車両の通行止めになり、大きな車道を道脇に準備していた集団が置き台と併せ太鼓が一斉に並べられる。
その数全部で15箇所、それぞれの太鼓の演奏場所に黒山の人溜まりが出来、準備が終わったところからドンドンと打ち鳴らされ、時間の経過と共に、その音があちこちから打ち始まり、その音が重なり地響きの様に響きわたってくる。
この太鼓合戦も、毎年此処で行われるが、既にお客も承知済みか、15箇所の太鼓演奏に人気の優劣が出ており、人気の高いところは何重にも人の垣根が出来ており、後からでは太鼓うちの姿が見えない位に集まっている。
揃いのハッピ姿もいれば、キリリと巻いた褌に上半身裸姿も居る。
大半が男衆でもあるが、なかには晒を巻いた姐御衆も逞しく、艶やかに太鼓を叩く姿が見受けられる。
カンカン照りの路上で、演奏も盛り上がってくると、打ち手の姿が演奏の度合いに、肌が真っ赤に染まり、物凄い熱気と共に力強い太鼓の響きが、地響きのように伝わり、叩くものも周りで見ているものも、一種の興奮状態にはいってしまう。
額に吹き出る汗を伴いながら、熱気に包まれた関東太鼓合戦であった。

◇壮烈な山車の巡行
日中の熱気が覚めやらぬ甲州街道で、暑く燃えながら、祭りの最後を飾るのは山車の巡行である。
写真はその晴れ舞台を前に、居丈高に構える髭の将軍を載せ、町の横丁で準備する上八日町の山車である。

日も落ちる18:30から此処を出て、激しくぶつかり合い、競い合い、山車に乗って踊る衆、引く衆と、それを見物する衆が一つの塊になって演じられるショーは祭り好きに取って、たまらないイベントなのである。

◇「セイヤセイヤ」の一斉合唱が地鳴
圧巻はこの山車数台が、甲州街道の一角に集結し、居囃子の競演を行い、その技を競いあい、祭りの山を迎える。
山車双方が接近すると、相手に引き込まれない様に激しい囃子の音が一段と高まり、囃子の共演合戦がはじまり、熱帯びてくる。
それぞれの山車に乗った若者の翳す扇子と掛け声の合図で引手の取り巻き衆が「セイヤセイヤ」の一斉合唱が地鳴りのように響き、一段とヒートアップし歓声とどよめきで観る者も、その雰囲気に興奮する。
毎年、この行われる行事に、町単位で繰り出される山車に、今日のこの日の為に練習したのか山車の乗り手とそれを取り巻く衆との一体感が、とても力強く、見ているだけでも感動を生む。
こうした10数台のエネルギの塊が繰り出し、ぶつけ合う一時に引手衆やそれを見る見物衆も興奮し祭りは最高潮に盛り上がる。


◇共演に引き込まれ血が騒ぐ
日も落ちて真っ黒な夜に、ライトアップされた山車の群れと曳き手で埋めつくされた辻での囃子の音に合わせた歓声に最高潮に盛り上がる。
年々衰えることなく、引き継がれる、古き日本の伝統文化、こんな祭りに浸れるのも、中々捨てたものではないなあと、祭りの余韻を確かめながら、繰り出す山車の競演に久しぶりに血が騒いだ。
地域に根付いた伝統文化、若者も年寄も八王子ッ子の祭り好きが集まりヒートアップし、燃え上がる一日をたっぷり堪能できた。

◇終わった後も余韻を確かめ
デジカメは終始、「動画モード」途中でSDメモリーを容量一杯使い果たし、肝心の夜のメインイベントはどうしても、録って置きたい。祭りのごった返す会場を抜け出し、ヨ○バシカメラに駆け込み、512MBを8,700円で購入、何とかフィナレーの動画を納めることができた。「チャンチキチ」の音をパソコンで再生しながら、あの雰囲気を改めて、余韻を確かめた。家の中でも終始、お囃子が鳴りっぱなし、お祭りモード一色である。(笑い)
その様子を以下でアップした。
八王子まつり


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