蝋梅は、ロウバイ科の植物で2属(ロウバイ属とクロバナロウバイ属)9種しかない。
日本へは後水尾天皇の時代(1611年から1624年名古屋城築城開始から春日局参内の年)に中国より渡来した。
和名の由来は漢名「蝋梅」の音読みによる。蝋梅の名は花弁の色が蜜蝋の色に似ているからという説と、蝋月(陰暦12月)に咲く梅に似た花の意だとする説がある。
遅足さんの写真の花は素心蝋梅(ソシンロウバイ)という種で、花弁の内側も黄色。ロウバイは、内側が暗褐色。どちらも芳香があるが、ソシンロウバイの方が香りが強い。
ところで、この木の果実の形がとても面白い。花の後に長さ3㎝程の虫の繭のような形の実がなる。六月ごろ見に行ってほしい。これが同じ樹かと思うに違いない。
蝋梅や雪うち透かす枝のたけ 芥川龍之介
蝋梅が咲くとろとろととろとろと 青柳志解樹
日本へは後水尾天皇の時代(1611年から1624年名古屋城築城開始から春日局参内の年)に中国より渡来した。
和名の由来は漢名「蝋梅」の音読みによる。蝋梅の名は花弁の色が蜜蝋の色に似ているからという説と、蝋月(陰暦12月)に咲く梅に似た花の意だとする説がある。
遅足さんの写真の花は素心蝋梅(ソシンロウバイ)という種で、花弁の内側も黄色。ロウバイは、内側が暗褐色。どちらも芳香があるが、ソシンロウバイの方が香りが強い。
ところで、この木の果実の形がとても面白い。花の後に長さ3㎝程の虫の繭のような形の実がなる。六月ごろ見に行ってほしい。これが同じ樹かと思うに違いない。
蝋梅や雪うち透かす枝のたけ 芥川龍之介
蝋梅が咲くとろとろととろとろと 青柳志解樹