575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雪うさぎ残せし水の紅き玉     愚足

2007年01月08日 | Weblog
 こどもたちは雪がだいすき。
 雪の降りそうな日の学校はたいへん。
 窓にチラチラ舞う雪が見えてくると、もう気持ちは校庭だ。
 雪がだんだん激しくなると、こどもの顔はみん外に釘付け。

 やさしい先生はあきらめて授業をやめる。
 「わぁーい」こどもの歓声。
 隣の教室からも歓声が。

 低学年の教室はもう空っぽ。
 上級生はやせ我慢。

 積もった朝ならもうお祭り。
 雪合戦に、雪だるま。
 そいつが、泥合戦と泥だるまになるまで祭りはつづく。

 帰る頃には運動場の雪はすっかり消えて、
 校舎裏に小さな雪だるまや雪ウサギがその跡を残している。

            
 

※名古屋地方のこどもたちにとって雪は一年に一度か二度のプレゼント。
 これ以上地球が温暖化しないよう願うばかりです。
コメント (1)
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