初夢.
古くは、節分の夜から立春の明け方にかけて見る夢。
大晦日の夜から元旦にいたる暁の夢のこと。
いまは、元日の夜から二日の朝にかけて見る夢、
または、二日の夜の夢をいうそうです。
手元の歳時記からいくつか。
初夢のいきなり太き蝶の腹 宇佐美魚目
変な句ですね。しかし一度、読んだら忘れられない。
蝶はやはり本当の蝶と読むんでしょうね。
初夢のなかをどんなに走ったやら 飯島晴子
忙しい人の句ですね。なにかに追われていたんでしょうか?
夢のなかまで走っているなんて。
心理学の世界では、夢は思考の延長と考えられており、
睡眠に入る直前の会話や考え事などが夢に影響を与える例が多いとか。
夢の多くは目覚めたら覚えていないそうです。
万太郎さんは、夢のなかで、この夢おぼえていたいな!
なんて考えながら寝ているんでしょうか?
みなさんはどんな初夢を見ました?
私は全然覚えていません。
初夢の隅から隅までがらんどう 遅足