575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「古ぼけし正義感なり去年今年」    愚足

2007年01月01日 | Weblog
 "悪党芭蕉"でヒットした嵐山光三郎さんが週刊朝日のコラムで「コゾコトシ」というテーマで薀蓄を傾けていた。
 彼によると「去年今年」という新年季語の名句には俳人の時間のイメージによって三派あるという。
 まず、「風」をイメージする人の場合、「吹く風のゆるみ心やこぞことし」(峰秀) 次に「水」をイメージする人の場合、「若水や流るるうちに去年ことし」(千代女) さいごは、「夢」を想う人、「去年今年繋ぐ一睡ありしのみ」(石塚友ニ)

ところが、こうした叙情・感傷を断ち切って「コゾコトシ」に新鮮なイメージを与え、この季語を一躍有名にしたのが「去年今年貫く棒の如きもの」の虚子である。曖昧模糊の「コゾコトシ」に大晦日の鐘撞きの、男女交合の具体的イメージを定着させた。
 この新年季語「去年今年」を使って初句を作ることを薦めている。
 そして初心者のために、句作のノーハウを記している。

 「古ぼけし ナントカカントカ 去年今年」

 の ナントカカントカを考えてください誰にでもコゾコトシの句が詠めますと。
親切にもナントカカントカの例も載せてあって、
 「湯呑茶碗や」「虫歯二本や」「女房の顔や」などが列挙してあった。
お屠蘇気分で皆さんもお作りになってはいかが?

 追伸・・本年も駄文を晒します、がまんの程を。   
 
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見ました!紅白のあのシーン  遅足

2007年01月01日 | Weblog
新聞によると、紅白歌合戦の白組DJ・OZMAさんの
バックダンサーが裸であったと、抗議が殺到したといいます。
(といっても200件ほどの電話。)

見ていました。
一瞬、パリのリドで見たショーを思い出しましたが
すぐにボディースーツだと分かってしまいました。

残念?  

今年の紅白はある一貫した主張が見えて好感がもてました。
演出については、まだまだ楽しくなると思いますが。



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紅白にフセインが出た夜明けかな  朱露

2007年01月01日 | Weblog
  世を牛耳るヤカラには盆も正月もないんだな。
  イスラム教には縁はないが暮れは暮れだろう。
  キリスト教にも縁はないが正月は正月だろう。
  盆も正月もないほど切羽詰まってるってのか。

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