その日、珸瑶瑁(ごようまい)水道は朝から深い霧。わずか4km足らず先のロシア領・貝殻島もすっかり鉛色です。
しきりに鳴る霧笛。茫々とした視界の中に、納沙布灯台が放つその低音だけが響いていました。
「霧笛」、海上を行く船舶と人命の安全のため国際条約によって定められたものですが、なぜかその役目を越えて、聞く人の胸に沁みます。
その霧笛が、来年には「全廃」と決まりました。
小型漁船までもが、GPSを備える時代。当然のこととはいえ、やっぱり寂しい。
♪ 霧笛が俺を呼んでいる・・・歌い手は赤木圭一郎。古いねー。
霧笛が一番似合う季節は? そんなものはありません。したがって季語にもなし。
ただ、消えるのみです。
しきりに鳴る霧笛。茫々とした視界の中に、納沙布灯台が放つその低音だけが響いていました。
「霧笛」、海上を行く船舶と人命の安全のため国際条約によって定められたものですが、なぜかその役目を越えて、聞く人の胸に沁みます。
その霧笛が、来年には「全廃」と決まりました。
小型漁船までもが、GPSを備える時代。当然のこととはいえ、やっぱり寂しい。
♪ 霧笛が俺を呼んでいる・・・歌い手は赤木圭一郎。古いねー。
霧笛が一番似合う季節は? そんなものはありません。したがって季語にもなし。
ただ、消えるのみです。