575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

句会雑感   麗

2008年09月18日 | Weblog
さまざまな香りの漂った昨夜の句会。
サンマ・新生姜・デパ地下・ウタリの神・様々な恋・孫・白桃・土・紫蘇・うなじ。

こうして俳句にしてみても私たちは実に様々な香りに包まれて
暮らしていることがわかりました。

そんな中、トップ賞の愚足さんの

     病室の匂いにも慣れ秋団扇

決して心地よくはない病室の匂い。
亡き義兄さまを看病した様子と秋団扇の悲しみ。
私たちはすぐに気持ちよい香りを探してしまいますが
病気と闘う中での匂い。そういう匂いもあったことに気づかされました。

ところで、この句の「も」はあった方がいいのかで話題沸騰。
     病室の匂いに慣れて秋団扇

とした方がいいのか。
ここはひとつ、「も」研究家であり、縄文人の朱露さんのご意見を是非お願いしたいですね。
コメント (3)
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