575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

はたた神がやってくる   麗

2009年07月16日 | Weblog
久しぶりの句会出席だった愚足さん。
トップ賞おめでとうございます。

    遠雷や会議の声の静まりぬ  

やや盛り上がりに欠ける会議中、遠雷が聞こえる。心の中では帰りを急ぐ人も。。。
会議は踊らなかったけど句会は大いに踊りました。

なぜか人気者の愚足さんの奥様。「うちのはたた神」なんておっしゃていますが
ご一緒に礼文まで行かれるなんて素敵です。

そして郁子さんの

   水まけばビーズ現る蜘蛛の糸

いつまでも乙女の感覚をお持ちの感性豊かな一句。
私もビーズが見えるような水まきをしたいものです。

来月のお題は「水澄む」
どんな格調高い句が生まれるのでしょうか?心を澄ませて作りましょう。

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7月句会の結果をお知らせします。  遅足

2009年07月16日 | Weblog
7月句会の結果です。
 猛暑の日で、冷たいビールが何よりの句会でした。

題詠「雷」
①周平の文庫本閉じ雷雨聞く(朱露)愚足・狗子・鳥野・童子・立雄
②遠雷や「1Q84」読みふける(麗子)狗子
③窓にありのたうつ影や夜の雷 (郁子)
④遠雷や網にするめの反り返り(晴代)亜子・郁子・麗子・遅足・能登・朱露・鳥野・童子・立雄
⑤雷雲や法堂(ハットウ)天に動かざり(能登)遅足・愚山
⑥遠雷や会議の声の静まりぬ(愚足)晴代・亜子・麗子・狗子・朱露・愚山・鳥野・静荷
⑦逃げまはる湯上がりの児やはたた神 (亜子)郁子・能登  
⑧まなうらに太古の畏怖や夜の雷 (静荷)郁子・愚足  
⑨病める世に銅鑼打ち鳴らすはたた神 (立雄)晴代    
⑩はたた神にもあるらしきものわすれ(遅足)晴代・愚足・能登・静荷・立雄  
⑪雷や秘書を叱って左遷され(狗子)麗子・遅足・朱露・愚山
⑫雷鳴や降り残しては遠去かる(愚山)亜子・静荷・童子
 
自由題
①黄檗山ほていの腹に汗見たる(能登)鳥野・童子
②葉裏よりふわりと空へ梅雨の蝶 (晴代)郁子・愚足・能登・愚山・鳥野・立雄
③水まけばビーズ現る蜘蛛の糸 (郁子)晴代・亜子・麗子・狗子・能登・朱露・立雄
④ペチュニアの花新たなり半夏生 (麗子)
⑤手筒揚り好人物が降ってくる (朱露)遅足
⑥烈風に花揺れ礼文日和かな(愚足)麗子・静荷・童子
⑦初蝉の弱々しきがすぐ猛く(静荷)晴代・愚足・遅足・朱露・愚山    
⑧晩年のときめきありぬ遠き雷 (亜子)晴代・朱露・鳥野・静荷  
⑨手術終え紫陽花の青冴えて見ゆ(立雄)亜子・郁子・麗子・愚足・静荷・童子  
⑩かりそめの世をかりそめに冷奴(遅足)亜子・狗子・愚山    
⑪清流に白磁の皿の夏料理(狗子)郁子・立雄
⑫彦星や雲のカーテンそっと締め(愚山)狗子・遅足・能登

☆次回は、8月19日(水)午後7時 安田屋

 詠題は「水澄む」です。
コメント (3)
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