575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

荻原俳句教室より   遅足

2009年07月18日 | Weblog
宿題は「冷奴」と「雷」でした。

冷奴話の前後が逆らしい  遅足

先生のコメント
冷奴を囲んでいる人の会話、という風景が見えてくる。
自分が当然と思っていたことを他の人から逆じゃない?と
指摘された時の微妙な感じが伝わる句。
中七が字余りなので、

 冷奴話が前後逆らしい

としたら。

(この句は母との会話です。
なにしろ時間の感覚に故障した部分があるので・・・
でも普通の会話でもありそう。
ちょっと怖いけれど・・・)


落雷やわすれてしまうことがすき  遅足

先生のコメント
中七下五と、かるいタッチで面白い。
落雷や、は強烈すぎのでは?遠雷くらいのほうが良いのでは。
または、かみなりや、と、すべてを平仮名書きにすることも。
 
かみなりやわすれてしまうことがすき

遠雷やわすれてしまうことがすき

(普通は忘れることは困ったことですが
なかには忘れたほうがいいのに、
ということを覚えていたりして・・・)

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老残の鶯に会い会釈する    朱露

2009年07月18日 | Weblog

      徒歩十分で深山の趣になるのが自慢だ。
      夏の鶯を老鶯・残鶯などと言うらしい。
      春の鶯より声量気迫が勝るのが嬉しい。
      しかも何故か姿を隠す構えが奥床しい。

コメント (1)
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