先日、歌人協会のシンポジュームが蒲郡で開かれました。
ちょっと好奇心を起こして行ってきました。
そこで、歌人の高野公彦さんの歌の作り方が紹介されました。
高野さんは吟行に行っても歌がぜんぜん出来ないそうです。
目の前の風景は厳然として、その前にあって、
言葉を拒否しているようだ、と話していました。
(じつは私も吟行は苦手です。)
では、どうように歌をつくるのか?
地下鉄で乙女に席を譲られて樹雨(きさめ)浴びたるごとくまどいぬ
この歌は、まず、樹雨という言葉がこころに浮かび、
この言葉から風景をたぐりよせてつくるのだそうです。
そして最初の言葉は、できるだけ目立たないように、
できれば消してしまう、とのこと。
風景は、時間というフィルターを通して、潜在意識のなかに沈んでおり、
それを言葉でつりあげてくるという言い方をしていました。
ポイントは最初の言葉を目立たなくするという推敲。
樹雨は、ちょっと目だっていますかね?とも。
私も言葉から俳句をつくるので、とてもよく分かりました。
とくに風景をつりあげる、ということ。
私は、風景に到達するまえの中途半端なところで
句にしてしまうのでわかりにくいのだと、自分の欠点が理解できました。
いつも荻原先生に指摘されていることですが。
今日は
ちょっと好奇心を起こして行ってきました。
そこで、歌人の高野公彦さんの歌の作り方が紹介されました。
高野さんは吟行に行っても歌がぜんぜん出来ないそうです。
目の前の風景は厳然として、その前にあって、
言葉を拒否しているようだ、と話していました。
(じつは私も吟行は苦手です。)
では、どうように歌をつくるのか?
地下鉄で乙女に席を譲られて樹雨(きさめ)浴びたるごとくまどいぬ
この歌は、まず、樹雨という言葉がこころに浮かび、
この言葉から風景をたぐりよせてつくるのだそうです。
そして最初の言葉は、できるだけ目立たないように、
できれば消してしまう、とのこと。
風景は、時間というフィルターを通して、潜在意識のなかに沈んでおり、
それを言葉でつりあげてくるという言い方をしていました。
ポイントは最初の言葉を目立たなくするという推敲。
樹雨は、ちょっと目だっていますかね?とも。
私も言葉から俳句をつくるので、とてもよく分かりました。
とくに風景をつりあげる、ということ。
私は、風景に到達するまえの中途半端なところで
句にしてしまうのでわかりにくいのだと、自分の欠点が理解できました。
いつも荻原先生に指摘されていることですが。
今日は