星座は乙女座、その主星スピカはわたしの守護神、
笑わないでください。
歳をとったからと言って変えようのないことなのです。
梅雨が明けて、冴えた夏空になると、乙女座の位置は天頂。
本来ならそのアルファー星は白光に輝くはずです。
でも、街なかのマンションではビル灯りや、
さまざまなライトアップに邪魔されて、見ることは殆どできません。
スピカとは、ラテン語のスパイクが語源で、
植物の「穂」の意味もあり、陽光と慈雨を司る女神とされています。
その表面温度は、2万度。
太陽が6千度、あの赤い星のアンタレスでも3千度というから、すごい。
・ わが星のスピカが西に昇りきぬ春はゆくらし蘭けきらぬまま
・ 二千度の熱に滾りてなお白きスピカの光芒いまだまみえず
鳥野