575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋の雲分水嶺を動かざる   遅足

2009年10月09日 | Weblog
船団の星野早苗ドクターの診断です。

秋は雲の造形が面白い季節です。
刷毛で掃いたような薄雲もありますが、
この雲は多分、羊雲系の存在感のある雲でしょう。
その雲が尾根を離れません。
見たままの句なのですが、作者はあの尾根は分水嶺、と知っているのです。
それを、雲も水分を補給しているのかと、面白く感じました。
登山者にとっては、視界を遮る迷惑なガスに違いありませんが。

  ありがとうございます。

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朝寒や雲の中から雲を見る    朱露

2009年10月09日 | Weblog


      雨上がりの早朝赤岩山系の雲を見る。
      雲は谷から生まれるとしか思えない。
      下の町から見るとここも雲の中だし。
      三方が山だから大きい谷に違いない。

コメント (1)
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