孫にせがまれて百円ショツプに出かけた。
お目当てはハローウィンなるお祭りのグッズである。
魔女の帽子やら、魔法のステッキやら、黒いマントやら、かぼちゃの提灯やら所狭しと並べてある。
ちょつと見栄えのいいものは百円では買えない。
姉弟で競争で籠に放り込む。
姉は魔女に変身し。弟はかぼちゃのお面と骸骨のオモチャである。
「何の祭りか知ってるのか」と聞くと「みんながやってる祭りだという」
食堂でパンプキンケーキを食べさせて、「そもそもハローウィンとはケルトの・・・」と含蓄を語ろうとしたが、二人とももう魔女と骸骨君の気分で聞く耳はない。
帰って歳時記を調べたがバレンタイン同様ハロウィンは載っていなかった。
なぜかホッとした。