船団・朝倉ドクターの診断です。
枇杷の実を、大変すばらしく扱われておられます。
中七で切れて、二句一章の形もとても効果的でしょう。
枇杷は、強い季語ですし、独特の気分が付随いたします。
それを、「少年のまどろみ」という、
また別の独特な雰囲気であるものと
取り合わせることによって、
枇杷の存在とうまく相まっています。
「深手」という傷が、少年のいる句の世界を
甘くないものにしています。
〈枇杷青し悪童の瞳の澄めりけり 中島杏子〉
ありがとうございます。
枇杷の実を、大変すばらしく扱われておられます。
中七で切れて、二句一章の形もとても効果的でしょう。
枇杷は、強い季語ですし、独特の気分が付随いたします。
それを、「少年のまどろみ」という、
また別の独特な雰囲気であるものと
取り合わせることによって、
枇杷の存在とうまく相まっています。
「深手」という傷が、少年のいる句の世界を
甘くないものにしています。
〈枇杷青し悪童の瞳の澄めりけり 中島杏子〉
ありがとうございます。