575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

モウセンゴケ 草女

2010年07月02日 | Weblog
 海上の森には、2種類のモウセンゴケがありいまが、開花期である。モウセンゴケは白色のトウカイモウセンゴケは淡紅色の小さい5弁の花をつけている。どちらもモウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で、日当たりの良い湿地に生える。葉は小さなラケットのような形をしていて、地面にくっ付いて生えている。その葉には、多数の紅紫色の長い腺毛が生え、その先から粘液をだして昆虫を捕らえる。日当たりの良い湿地という条件の土地は多くはないから、モウセンゴケを見かけるのは難しいかもしれない。

 3年前尾瀬に行ったとき、高層湿原に生えるナガバノモウセンゴケに会った。この草の葉は名前の通りに葉が5~10㎝と長く、地面にくっついてないく長い葉を立てている。
 花は、まだ咲いていなく残念と思いつつ写真を撮って帰ってきて、パソコンに入れたところ驚いた。私は葉しか見ていなかったのに、写真には先がワラビのように巻いた花茎に蕾が点々とついているではないか。カメラは見ていた!! ネットで調べてみると、これをモウセンゴケの魔法のつえと呼んでいるそうだ。以来、海上の森でモウセンゴケの花茎を見るたび、魔法の杖を見るようにしている。

 前、バードウオッチングの先輩に「写真をとっていると安心してちゃんと見てないのよね」と言われたことがある。全く同感で、その場で分からなくてもあとから写真をを見て調べればいいとしっかり見ていないことがままある。自分の目よりカメラの方がしっかり見ていることも多いが、その場で触れてみたり、匂いを嗅いでみることも大切だと思う。が、現実はカメラに頼りきっている。

  
コメント (1)
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夏風邪や触らぬ妻に飯作る    朱露

2010年07月02日 | Weblog

      と言っても味噌汁を作るだけのこと。
      女房に寝られると家の中が暗くなる。
      亭主だと明暗に関係ないのは何故だ。
      胸に手を当てて見なくても分かる話。

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