575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

火に触れしものは火になる敗戦日   山口優夢

2010年07月31日 | Weblog
「新撰21」より。
山口優夢さんは、1985年生まれ。(男性です。)

一句の向こう側に生々しい世界が広がっているという戦慄を
その句を読む人に感じさせたい、とのこと。

同じ作者の句

  戦争の次は花見のニュースなり

「現代俳句最前線」より、もう一句。
  
  舟を洲に寄せて八月十五日

作者は中田剛さん。

山口さんの句が火を詠んだのとは対照的に
水を取り合わせた静的な句。

    

敗戦日、と、八月十五日、では季語としての働きが違いますね。
それぞれを逆にしてみると、一句の力が全く弱くなってしまいます。

亜子さんは必ず夏には戦争を詠んでいます。
見習わないと・・・

                    遅足


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やめること二つ決めたり秋隣    朱露

2010年07月31日 | Weblog

    言いたくないがいよいよ戦線縮小に入る。
    昔なら死んでいる年だから文句あるかよ。
    私の次が今年還暦だなんて冗談じゃねえ。
    「秋隣」は夏の季語だから油断出来ない。

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