575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

光年の旅の途中の秋の蝶   遅足

2010年10月02日 | Weblog
船団・小西ドクターの診断です。

「の」が4つ。どんどん先へ導いてゆく上手い俳句です。
説明過多と紙一重ですが、「光年」という大きな曖昧さがそれを救っています。
「光年の旅」とはどのようなものでしょうか。
地球にようやくたどり着いた星の光。
その光の中をかすかに翅を揺らしながら飛んでいる秋の蝶。
とても幻想的な感じがします。



ありがとうございます。

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十月の山下る川澄みにけり    朱露

2010年10月02日 | Weblog


     丘のような山並みから流れ落ちる水。
     麓へ下っても巾4、5m 程度の流れ。
     しかし生き物はいるので白鷺が来る。
     その艶治な挙止に我が身が嫌になる。

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