575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

賢治の俳句        ぐ

2010年10月25日 | Weblog
src="https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/df/ea804410adfdfeafaee3e8b02b7f46be.jpg" border="0"> 内藤好之氏によると宮沢賢治の俳句は晩年の三十句程が残されているだけだという。

 盛岡中学時代、啄木の一握の砂に影響されて十年ほどは短歌に夢中になり、その後

詩と童話にに創作の舞台を移していった。

 残っている俳句は、農学校の先輩であるため農学校の菊か大会の審査を勤めた折、入選作

の菊に俳句の短冊をつけるよう依頼されて「とても無理」と固辞した挙句に作らされた下記の

句などが今に残っているという。

  狼星をうかがふ菊の夜更けかな

  魚燈して霜夜の菊をめぐりけり

  たそがれてなまめく菊の気配かな

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露の句を楽しむ④    遅足

2010年10月25日 | Weblog

  馬つなぐ石のひびわれ露けしや  亜子

      

一面の露の朝。
はかない露に石という変わらないもの。
しかし、その石もひび割れがある。
容赦のない時間の流れ。その対比が詩になっている。

もう一つ、馬にも命の時間がある。

露、石、馬の3つの時間の流れが
ひとつの景のなかに詠み込まれている。

       

中馬街道。昔、馬をつないだ石、とすると・・・

   露けしや駒止めし石罅割れて

ちょっと甘いかな?




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冬来たる車の C D 代えてみる   朱露

2010年10月25日 | Weblog

     ボーッとして冬を迎えてもいいわけだが、
     「もう何回も来ないぞ」と危機感を煽る。
     そこで自動車の C D を代えることにした。
     民謡を外してジミー ・スミスのオルガン。

             のち


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