575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

アレチケツメイ                    草女

2010年10月08日 | Weblog
一か月半ぶりの海上の森。駐車場のトイレ付近で見慣れない草を発見。カワラケツメイに似ているが、花が違う。ウジウジ考えていたら、仲間が教えてもらえばと海上の生き字引みたいな人を指し示す。アレチケツメイという名前。トイレができたとき、土に混じってやってきたという。
カワラケツメイ(河原決明)にしてもアレチケツメイ(荒地決明)も変な語感がすると思う。決明はハブ茶にするエビスグサの漢名で、カワラケツメイのマメもお茶にし河原によく生えるところからの名前。マメ科カワラケツメイ属の1年草だが、河原が失われつつあるので滅多にお目にかかれない。
 
 アレチケツメイは帰化植物図鑑に記載されていないのでネットで検索してみる。数多くないが、的確な記事があり納得できた。名前が分かれば、こっちのものだ。全く便利な世の中になったのもだ。

和名は荒れ地に多くカワラケツメイに似ているからアレチケツメイになったという。北アメリカおよび西インド諸島原産で人知れず帰化した。現在岐阜県、愛知県、静岡県で数か所確認されている。だから、海上の森のアレチケツメイは帰化したばか
りの種ということになる。今まで見たことがない植物に会えばとても嬉しい。しかし、ここは海上の森の中の駐車場のトイレ。県は工事する時必要な材料をどのように調達するかまでチェックする心構えがいるのではないか。「日本の外来生物」(平凡社)に

 収録されている種類は以下ののぼる。

   植物                96種

   甲殻類・軟体動物・環形動物等    27種

   クモ類・昆虫類         20種

   魚類                37種

   両生類・爬虫類         22種

   鳥類                10種

   哺乳類               23種

 行政者も個人も心して外来種がこれ以上入り込まないように気をくばらないと日本が日本でなくなるとおもっている。私は植物以外は分かっていないが、この本の種の数は全てではない。全国農村教育協会が発行している「日本帰化植物写真図鑑」には6
00種が収録されている。ちなみにこの600種のなかにアレチケツメイは収録されていなかった。恐ろしくて背中がむずかゆくなってくる。

コメント
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ここまで秋風とあとは成り行きに   遅足

2010年10月08日 | Weblog
船団・中谷ドクターの診断です。
内容的にもリズム的にも流れるような感じで、
「あとは成り行きに」というさらっとした終わり方も
どこかおもしろいなあと思います。
でもすべてが流れてしまって“俳句として”の魅力は
どうかという気もします。

   

ありがとうございます。
モウロク俳句かな?



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