575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

全員救出   麗

2010年10月14日 | Weblog
チリ鉱山の落盤事故で地下700メートルに取り残された33人の坑夫。
今日無事全員救出されました。

猛暑で何もしたくないとき、チリの方のことを
思ってどこにでも出かけられる幸せを感じ自分に喝を入れました。

フェニックスのカプセルが全員を無事に運び出してくれました。
原始的な方法でハラハラしましたが何事もなくて本当によかった。
家族との抱擁シーンには思わず涙してしまいました。
今回思ったのは「待つ人のいる強さ」。
自分を地上で待ってくれる人がいる。それがきっとエネルギーになったと思います。
よかった。よかった。

      秋空に地上を目指すフェニックス   麗
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秋風や瓶の蜂蜜減ってゐる   横山香代子

2010年10月14日 | Weblog
横山香代子さんの句集「人」を読みました。
作者は、昭和43年生まれ。
私の子どもと同じ年齢。
良い俳句が沢山ありましたが、この句が好きです。

瓶のなかの蜂蜜がいつの間にか減っていることに気付く。
蜂蜜が、秋風と取り合わされることによって
透明感を増しています。
食の秋をも思わせてくれる句です。

  六世紀仏教伝来つくしんぼ

仏教伝来のような歴史の一頁が俳句になるなんて・・・

                遅足

     

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カサブランカ君の瞳の中の秋    朱露

2010年10月14日 | Weblog

   戦後見たアメリカ映画「カサブランカ」。
   イングリッド・バーグマンに目が眩んだ。
   今夜会える?そんな先の事は分からない。
   見ていない人には腹が立つ句と四行デス。

         


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