575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

あれもこれもはもうダメ・・・     遅足

2010年10月06日 | Weblog
お湯をわかしながら掃除機をかける。
こんなアタリマエのことが危険になってしまいました。
何時の間にかヤカンの湯はなくなって・・・
ということがしばしば。

ウーン・・・もうあれもこれも、は出来なくなったのだ!

でも、俳句は歳をとってモウロクしてからが良い、と
いう説もあるそうです。

その説によれば、老人になると、自我が砕けてバラバラになっていくという。
いくつかのことを同時に処理していく自我のタガがゆるんできました。

そんなバラバラになって行く自我を受け止めてくれる表現の器。
簡単につくれて、読み手によっていかようにも読める
アイマイな俳句がピッタリではないかというもの。

(不完全な詩形だから、不完全な老人にピッタリか。)

   

 枝豆が濡らす右の手左の手
 三日前の新聞は炉の灰となる

いずれも阿波野青畝の句です。
あたりまえのことをそのままに詠んだ句。

タダゴトではありますが、どこかトボケタ味があります。
これは若者には絶対詠めません。
たしかにモウロクしないと詠めない句です。

この道を進むか?!    


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そぞろ寒夜明けのラジオ意気高し    朱露

2010年10月06日 | Weblog

     雅楽師東儀秀樹(50才)さんのお話。
     チェロ・ピアノ他何でも来いのマルチ。
     この人には戦争がなかったと気がつく。
     私となると戦争と戦後処理で終るのか。

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