575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

はや暮れて三日月の冴え鳥渡る   静荷

2016年12月06日 | Weblog
日の短い季節。日暮れも思ったより早く感じられます。
西の空には三日月が冴え冴えと光っています。
そんな空高く鳥が渡っていきます。一幅の日本画のような句です。

鳥目というくらいだから、夜は飛ばないのでは?という疑問が。
インターネットで調べてみました。

10月から11月になると、渡ってくるツグミの声が
夜も聞こえます、という東京近郊の方。
シギ・チドリ類は、海岸の干潟で餌を取りますので、
昼か夜かで行動を決めているのではなく、潮汐に合わせて
行動を決めていますから、夜間、目が見えます、という方も。

また飛ぶとき、脳を半分づつ働かせているという研究も。
イルカやクジラも同じように、脳の半分ずつを働かせているそうですが、
まだまだハッキリとは分かっていないそうです。
自然界には謎が一杯です。

          

昨夜、奄美大島から帰ってきました。
奄美には、アマミの世、リュウキュウの世、サツマの世・・・
と、三つの歴史があるそうです。
アマミの世、以降はみな征服された時代。
ノロは琉球王国から派遣された公務員のような存在。
奄美に昔からいるシャーマンはユタと呼ばれ、
今も個人的な人生相談にのっているそうです。

明治維新以降、戦前、戦後・・・そして平成。
いま奄美の人は、どんな世と感じているのでしょうか?  遅足


   

コメント
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