575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

渡り鳥汚れた羽をたたみおり    狗子

2016年12月11日 | Weblog
日本に到着した渡り鳥がほっと一休み。羽根をたたんでいます。
作者は羽根の汚れに気付きました。
どんな鳥とは言っていませんが、純白の鳥を想像しませんか?

琵琶湖にやってくるコハクチョウの群れ。
田圃の落穂拾いをしている姿をみたことがあります。
私が見たのは春先、まだ羽根の白くない子供の姿もありました。
みなドロンコでした。

渡り鳥といっても、種類も様々、飛ぶ距離もさまざま。
一番長い距離を飛ぶのは、キョクアジサシだそうです。
体重100グラムあまりのこの鳥、毎年、グリーンランドと南極の間を
往復していることが分かったそうです。

ばさばさと、羽ばたいて飛ぶ鳥は、体重の重いほど距離は短く、
ツル、ガン、ハクチョウなどは、シベリアから日本くらいの距離を。
一方、上昇気流や風を利用する鳥は、距離と体重とは無関係。
アホウドリやコンドルは、その重い体にもかかわらず、
もっとスケールの大きな渡りをするそうです。

          

  木枯らしの後トランプの大嵐

同じ作者の自由題の句。いまも吹き止まぬトランプ嵐。
背景には政治不信があるようです。
ネットのなかで、こんな言葉をみつけました。

  政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。
  それは個人の腐敗であるにすぎない。
  政治家が賄賂をとってもそれを批判することが出来ない。
  それを政治の腐敗というんだ。(ヤン・ウェンリー)

この言でいけば韓国には政治の腐敗はありませんね。
ヤン・ウェンリーとは、アニメ・銀河英雄伝説の主人公だそうです。

                     遅足


コメント
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