ご主人のふるさとが北國と聞きました。
作者のお宅のお正月の味ですね。
じつは私、氷頭なます。知りませんでした。
氷頭(ひず)とは鮭の鼻先の軟骨の部分。
氷のように透きとおっているためこの名がある。おせち料理の一つ。
作り方は、薄切りにした氷頭に塩をして酢で洗い、酢につけて置く。
薄切りの大根と合わせて、酢・砂糖・塩を合わせた調味料で和える
と、ウイキペデイアにありました。
父母が三河生れの我が家。山家生まれの母は魚が苦手でした。
氷頭なますは一度も口にした記憶がありません。
歳時記では、氷頭なますは秋の季語になっていますが、
この句の場合、新年という季語が主。
この季重なりは問題ありません。OKです。(遅足)
新年の味ふるさとに氷頭なます
流星の降る夜となりぬ氷頭膾 八牧美喜子
氷頭膾父に放蕩なかりしか 大石悦子