575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初稽古父の淹れた茶柱立つ  殿

2019年02月08日 | Weblog

初稽古のあと父が茶を淹れてくれました。
ふと見ると茶柱ひとつ。
元旦の凛とした朝。
寿ぎを祝すような湯気が立ち上ります、と作者。

初稽古。① 入門して初めての稽古。
    ② 新年になって最初の稽古。稽古始め。
この句は新年最初の稽古。伝統芸能などを連想します。
ピアノや声楽でも初稽古というのでしょうね。

お父様は師でもあるのでしょうか?
お茶を淹れていただきました。
新年らしい気持ちのよい句です。

七五への展開が窮屈な感じがします。

 初稽古父の淹れたる茶に柱

 初稽古父にたまわる茶に柱

でも分かると思いますが、いまいちかも。遅足
コメント (5)
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