冬眠状態を続けていれば、ブログのネタも尽きてきます。そこでアル・ゴアさんの受け売りで、地球温暖化に ついて。これは何でしょうか？石灰岩ですね、すごいですねぇ～カチカチの岩も融けて孔だらけです。石灰岩は 炭酸カルシュム(CaCO3)です。どうやって出来るかと言えば、CaO＋CO2→CaCO3 海水中のカルシュウムと 空気中の二酸化炭素を珊瑚・貝類・石灰藻などが固定化した結果です。
また植物は CO2＋H2O→CH2O＋O2 の反応により有機物と酸素を作ります。CH2Oは地殻に取り込まれ るとCnHnの炭化水素と成ります。これが石油・石炭・天然ガス等です。石灰岩も炭化水素も地殻中には膨大な 量が存在します。では元の成分の二酸化炭素は何処から来たのでしょうか。
地球型惑星の大気中の二酸化炭素は、金星で約97%、地球で約0.03%、火星で約95%です。原始地球大気 の二酸化炭素は、金星・火星と同様に95%ぐらい有っただろうと言われています。地球と生命の共進化の結 果、二酸化炭素は地殻中に固定され現在の値に落ち着いたのです。主な生命活動をカンブリア紀以降とすれ ば、その間約５億年です。
人間は、地球と生命が５億年かけて形成した炭化水素を、ここ数百年で元の二酸化炭素と水に戻している のです（全部じゃないけれど）。５億年を500年でですから、そのスピードは100万倍です。ここに地球温暖化の本 質が有ります。過去の地球は、温暖化と寒冷化を何度も繰り返してきました。ただその変化は、生命進化が追 従出来る早さででした。100万倍の早さで変化されたら、全ての生命体は自然淘汰されてしまいます。ならば、 人間頭脳の生み出すテクノロジーも進化の一形態であると解釈すれば、これで対処すればいいじゃないか、と する考え方も有り、温暖化なんて放っておけとブッシュ政権の一部は言っています。無理ですよ！