鳩間島集落には、決して立派とは言えない民家が多い。中には住居なのか、物置なのか判断に迷う建物も 有る。同宿者の中に、環境調査の仕事で度々八重山諸島へ足を運んでいる方が居たので聞いてみた。「農業 でもないし、漁業をしている様にも見えない、まして観光で成り立っているとは思えない、島の人達は何で生計 を立てているのだろう?」。彼曰く「この辺の島の人達はそんなもんですよ、それで結構生活している」とのこと でした。
八重山諸島の中で、銀行の支店が有るのは石垣島の石垣市街地のみ。他の島は郵便局だけで、私も現金 引き出しに利用させてもらった。郵政民営化反対論者ではありませんが、やはり離島に郵便局は必要です。
公民館とは広辞苑によれば「・・・市町村に設置され・・・各種事業を行う施設」とある。ここ八重山では「町内 会」または「自治会」の意味です。
島の人口を考えると、何でこんなに大きく立派な学校施設が有るんだろうと不思議に思える。確かにこれ は、廃校にはしたくないだろう。
かって島の人達の命を支えた古井戸で、今は拝所となっている。
何もない島なので、こんな物も結構目に付く。
夕方暗くなってから鳩間仲森へ上がってみれば、ヤエヤマオオコウモリがバッサバッサと音を立てて飛んで いる。羽を広げれば40cm以上はあります。椰子の実などをガリガリ音を立てて囓っている。フルーツバットの仲 間なので、全身ムクムクの毛に覆われカワイイ。
黒潮に洗われる海洋島なので湿度が高く、朝日もこんな様に見えます。
てなわけで、また高速船に乗って西表島経由で石垣島へ戻り、折り返し竹富島へ向かいます。
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