いよいよ島の南東端の高那崎へ着きました。本当は集落から自転車で真っ直ぐ来れば、15分か20分で着 いてしまいますが。此処には知る人ぞ知る有名な高那崎断層、地元では高那バリ(バリとは方言で割れ目のこ と)と呼ばれる断層崖が有ります。本土にも断層崖は沢山有りますが、大抵は浸食されて原型を止めていない か、樹木に覆われてハッキリしません。この断層崖は、形成時期が比較的新しく硬い琉球石灰岩であること、 植生に覆われていないことから、教科書的形を保っています。
フイリピン海プレートの動きによるものなのか、沖縄トラフの拡大によるものなのかは解りませんが、波照間 島には南東から北西方向の断層や亀裂が多数発達しています。この亀裂に沿って海食が進み、高那崎から日 本最南端の地までの断崖絶壁の景観が生じているのです。なにしろ太平洋の荒波をもろに受ける場所ですか ら。もしかしたらこの島、数万年後には三つか四つの小島に分断されてしまうかも・・・・・ホントかな?
高那崎周辺は、名の知れない草花が咲き誇るお花畑に成っていました。
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