人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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赤外カラー合成画像(もどき)

2008年09月17日 | 写真

カメラを三脚に固定し、可視光と赤外線で同一画像を二枚撮影すれば、ランドサット衛星画像

の様な(もどき)赤外カラー合成画像を作ることが出来る(はず)。

Photo

16mm超広角レンズで撮影した可視光画像。

Photo_2

白黒画像に変換した赤外画像、四隅のボケは超広角レンズであるため、フイルターの脇から光がもれた。

Photo_3

ランドサット衛星画像の様に、植生を赤で表現してみた。

なな何と ! 三脚で固定して撮影したはずなのに、可視と赤外では画像がズレているではないですか。

Photo_4

では 50mm 標準レンズではどうでしょう。

Photo_5

赤色に単色変換した赤外画像。

Photo_6

やはり周辺部で画像がズレています。

Photo_7

今回使用した赤外線透過フイルター IR 90 とは、INFRARED (赤外線)の900nm付近に

最大透過領域を有するフイルターの略です。

通常可視光とは、JIS規格では360~830nmと定義されていますが、実際目に見えるには

400~700nm間にピークが有る。

普通のカメラのレンズは、この間の波長領域で最良の像を結ぶ様に設計されている。

設計値と大きくかけ離れた900nmでは、結像位置が異なる(色収差が大きい)ため

画像にズレが生じたものと考えられます。

IR76程度のフイルターを用いれば、ズレは小さくなると思われます。

上図はWikipediaから借用した「大気の窓」の図です。

900nm付近では、水蒸気(H2O)による吸収がほとんど無いことが解ります。

尚、赤外カラー合成画像の作り方は 「福原のページ」 を参考にしています。

画像合成はフリーソフト 「JTrim」 を使用しました。


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