![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f5/91470f5026b147814e2e894f806a2bec.jpg)
写真用語に「記憶色」という言葉が有る、実際の色ではなくイメージとして記憶している色、
実際よりも(実際をどうやって定義するのか?の問題は有るが)色鮮やかに記憶する傾向にある。
たとえばこの海岸風景、いくら沖縄の海岸風景とはいえ、こんなに色鮮やかな訳はない。
トロピカルな沖縄の海岸風景とはこんなものだ、というイメージによりフォトレタッチして作った写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/22/a7c11db45f01b982f8a00c93d99eb4e6.jpg)
反対に北国の日本海の海岸風景とは、暗く冷たく陰鬱な荒れた海のイメージがある。
実際よりも明度と彩度を落とし、記憶色のイメージで銭函の海岸を撮ったものです。
PENTAXのデジカメ特有のカスタムイメージ「銀残し」で撮ったもの、レタッチはしていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/01/281292e599d6b1032c8fd28e67b199d9.jpg)
今にも雨が降り出しそうな曇り空で風の強い座間味島の海岸。
画面左側からのわずかな光を強調し、沖縄の離島の海岸風景をイメージしてみた。
パソコンでフォトレタッチして記憶色に基づいて作り上げた写真です。
こうなれば、真を写す「写真」とは何なんだ、となります。
「記憶色」という言葉を仲立ちとすれば、写真と絵画の区別が無くなってしまいそう。
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