第87回全国高校野球選手権大会、昨日の香川代表の「丸亀城西」を最後に全チームが登場した。
1回戦、2回戦の初戦、全24試合は東西対決の形になっているが、今年は東の13勝11敗で、東日本が優勢ととなっている。
私が高校3年生であった第50回大会(昭和44年)の同データは西の16勝8敗で圧倒的に西高東低の形であった。
気候的なものから練習量の多い西日本の優勢は、ある意味当然のこととされていた。
しかし、最近は東西の実力が伯仲してきている。
この実力伯仲、あるいは東日本優勢のカギは「野球留学」にあると私はみている。
(以下のデータは朝日新聞刊週刊朝日増刊号より、また少し乱暴であるが、傾向はつかめると思うので、49代表校のレギュラー選手の出身中学が高校の所在する県名の違うものを「野球留学」とみなした。)
49代表校のうち、「野球留学」ゼロの学校が22校(45%)で、過半数を割っており「野球留学」が当たり前のこととなっている。
「野球留学者」の数が多い高校は、9人中9人が山梨・日本航空、8人が島根・江の川、7人が青森・青森山田、宮城・東北、奈良・天理、高知・明徳義塾(出場辞退)6人が山形・酒田南。
これらの高校がそれらの地元の高校代表と言えるのかどうか?疑問である。
異常であることは間違いない。
中でも地元の兵庫166校の激戦を勝ち抜いた姫路工が山形55校代表の酒田南に10-2と完敗した試合は象徴的であった。
山形県の方には申し訳ないが、大方の予想は圧倒的に姫路工有利とみていたのではないか。
酒田南はレギュラーのうち大阪3人、奈良1人、秋田1人、千葉1人、山形3人の出身県の構成となっている。
全員が姫路周辺の兵庫県出身者の姫路工は関西出身者を中心とする各県連合チームと戦って敗れたのだ。
今年の開会式で「野球留学」に関して、どなたかの挨拶の中で是正すべきとの発言があったと仄聞しているが、何らかの規制が必要なのではないか?
炎天下の中、真摯なフェアプレイで感動を与えてくれる高校野球を愛する者の一人としてそう願わずにいられない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/9b/a895071f974d3f1bcc821b0e4ebd65e3.png)
1回戦、2回戦の初戦、全24試合は東西対決の形になっているが、今年は東の13勝11敗で、東日本が優勢ととなっている。
私が高校3年生であった第50回大会(昭和44年)の同データは西の16勝8敗で圧倒的に西高東低の形であった。
気候的なものから練習量の多い西日本の優勢は、ある意味当然のこととされていた。
しかし、最近は東西の実力が伯仲してきている。
この実力伯仲、あるいは東日本優勢のカギは「野球留学」にあると私はみている。
(以下のデータは朝日新聞刊週刊朝日増刊号より、また少し乱暴であるが、傾向はつかめると思うので、49代表校のレギュラー選手の出身中学が高校の所在する県名の違うものを「野球留学」とみなした。)
49代表校のうち、「野球留学」ゼロの学校が22校(45%)で、過半数を割っており「野球留学」が当たり前のこととなっている。
「野球留学者」の数が多い高校は、9人中9人が山梨・日本航空、8人が島根・江の川、7人が青森・青森山田、宮城・東北、奈良・天理、高知・明徳義塾(出場辞退)6人が山形・酒田南。
これらの高校がそれらの地元の高校代表と言えるのかどうか?疑問である。
異常であることは間違いない。
中でも地元の兵庫166校の激戦を勝ち抜いた姫路工が山形55校代表の酒田南に10-2と完敗した試合は象徴的であった。
山形県の方には申し訳ないが、大方の予想は圧倒的に姫路工有利とみていたのではないか。
酒田南はレギュラーのうち大阪3人、奈良1人、秋田1人、千葉1人、山形3人の出身県の構成となっている。
全員が姫路周辺の兵庫県出身者の姫路工は関西出身者を中心とする各県連合チームと戦って敗れたのだ。
今年の開会式で「野球留学」に関して、どなたかの挨拶の中で是正すべきとの発言があったと仄聞しているが、何らかの規制が必要なのではないか?
炎天下の中、真摯なフェアプレイで感動を与えてくれる高校野球を愛する者の一人としてそう願わずにいられない。
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