八月の路上に捨てる文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
■出版社 / 著者からの内容紹介■
暑い夏の一日。僕は30歳の誕生日を目前に離婚しようとしていた。
愛していながらなぜずれてしまったのか。
現代の若者の生活を覆う社会のひずみに目を向けながら、その生態を明るく軽やかに描く芥川賞受賞作!
アルバイトで、自動販売機に清涼飲料水補充のトラック配送をする主人公の敦。
8月最後の暑い日、女性ドライバーの水城さんに敦の離婚に至る経緯を尋ねられて……。
夢と仕事と生活に追われ、真剣であればあるほど2人の心がねじれていった結婚生活。何かを思う気持ちを「捨てる」こと。
その重さが熱く切なく、また、水城さんと敦の軽妙なやりとりの中にある信頼関係が心地良く胸に響きます。
表題作と、受賞翌日から著者が取り掛かった渾身の第1作も併録します。
【読んだ理由】
第135回(平成18年度上半期)芥川賞作品。
【印象に残った一行】
『特に無し』
【コメント】
芥川賞って?という作品。