![]() | 東京アクアリウム小池 真理子中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社内容紹介◆
自殺したかつての不倫相手をパーティーで目撃した女性とその友人を描く表題作ほか、大都会の片隅にたゆたう八人の肖像。
日常に不意に覗く刹那の記憶を切り取るスタイリッシュな短篇集。
【読んだ理由】
久しぶりの小池真理子作品。
【印象に残った一行】
それは、雑踏や車、そびえたつ高層ビルの群れ、そこに暮らし息づいている無数の人間たちが放つ吐息の気配である。世界は静かにうねっている。また夜が来て、朝になり、日が昇るのだ。と美千代は思う。自分たちが離婚しても、娘が心を閉ざしても、老いた母親が住み慣れた部屋を去り、施設に入らなければならなくなっても、いっときの休みもなく、地球はまわり続けるのである。
【コメント】
小池さんの世界が堪能できる。
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