日本男道記

ある日本男子の生き様

麒麟の翼

2012年08月04日 | 読書日記
麒麟の翼 (特別書き下ろし)
クリエーター情報なし
講談社

【一口紹介】
◆内容説明◆
東野圭吾作家生活25周年特別刊行、第1弾ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。
大切な人を守りたい、それだけだった。
誰も信じなくても、自分だけは信じよう――加賀シリーズ最高傑作、書き下ろし!

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。
大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。

◆著者からのメセージ◆
加賀シリーズの前作『新参者』を発表した後、次に書くものについて編集者たちと話し合うことにしました。
自分としては、家族のあり方を問うた『赤い指』と人情を描くことに挑んだ『新参者』の両方の要素を取り入れられればいいな、と贅沢なことを考えていましたが、具体的なアイデアは何ひとつありません。
とりあえず日本橋に行ってみようということになりました。
東京に住んで長いのですが、日本橋をじっくりと眺めたことは一度もなかったからです。
上には悪評高い高速道路が通っていますが、石造の日本橋は、歴史の重みを感じさせる立派な橋でした。
特に装飾の見事さは、ため息が出るほどです。それらを見ているうちに、ふと思いついたことがありました。
この素晴らしい橋の上で人が死んでいたら、しかもそれが殺人事件だったらどうだろう、というものでした。
編集者たちに話したところ、すぐに食いついてきました。
「それ、面白いじゃないですか。どうしてそんなところで殺されたんですか?」
興味津々の顔で尋ねますが、私には答えられません。
なぜそんな場所で殺されたのか? それをこれから考えなきゃいけないわけです。
一体なぜだろう。彼あるいは彼女に何があったんだろう。私は何度も日本橋に足を運びました。そのたびに見上げたのが、橋の中央に設置されている麒麟の像です。繁栄を象徴する架空の動物ですが、この像にはさらにオリジナリティがあります。本来の麒麟にはないはずの翼が付けられているのです。ここから全国に羽ばたいていく、という意味を込めて付けられたそうです。
その由来を知り、二つの言葉が浮かびました。
一つは「希望」、そしてもう一つは「祈り」です。
今回の物語では、その二つの言葉に思いを馳せる人々を描こうと思いました。
帯には、「加賀シリーズ最高傑作」と謳っていることだろうと思います。
その看板に偽りなし、と作者からも一言添えておきます。
『赤い指』と『新参者』を融合させられたのではないか、と手応えを感じています。

【読んだ理由】
久しぶりの東野圭吾作品。

【印象に残った一行】
よくそのことに気づいたね。人は誰でも過ちを犯す。大事なことは、そのこととどう向き合うかだ。逃げたり目をそらしたりしていては、また同じ間違いをする」

【コメント】
324頁の大作だが、一日で読み終えてしまった。
ブログが事件の鍵を握っているとは意外だった。


Daily Vocabulary(2012/08/04)

2012年08月04日 | Daily Vocabulary
13356.tack(方針、方法)
Thanks, that tack might work.
13357.feel overwhelmed(圧倒される)
I feel overwhelmed I meet lots of new faces.
13358.keep one's head above water(何とかしのいでいる、借金をせずにどうにかやっていく)
One way to keep your head above water in that kind of situation is to fall back on the tried-and true business card.jog someone's memory(人の記憶を呼び覚ます)
It really does help if you write down a few things on a person's card to help jog your memory.
13360.genius(才能)
whatever you can do, or dream you can, begin it. Boldness has genius, power and magic in it.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News

iタウンページ



富栄山登山