![]() | 60歳からヘタれない生き方 人は裸で生まれ、裸で死んでいく |
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幻冬舎 |
◆内容紹介◆
価値や常識が揺らぐ時代。
「人間はそもそもまったくの空であり、何もない存在である」という禅の教えがのあなたの背中を押してくれます。
仏教界を代表する禅僧が贈る、残された人生を幸せに生き抜くため一冊。
【もくじ】
第1章 行動することで逆境を乗り越える
●向き合い方を変えればつらい状況も楽になる
●理不尽なことには立ち向かう。その勇気が状況を好転させる
●定年はゴールではない。これからが人生の勝負 ほか
第2章 主人公として生きれば幸せになれる
●自由とは自らに由ること。主人公でないと自由になれない
●それがどこの国であろうと、対話を閉ざしてはいけない
●そのままの自分が本当の自分。外に求めても見つからない ほか
第3章 煩悩を捨てる勇気を持てば楽になれる
●苦しかったり、悩んだりするのは心が何かにとらわれているから
●「足るを知る」ことで心は満たされる
●死に特別な意味はない。押しつぶされてはいけない ほか
第4章 一日一日を丁寧に暮らす生き方
●質素な食事が無上の食事に変わる
●信心よりも掃除が大事!?
●何のためでもない。見返りはもとめない
●山あり谷ありの人生をしっかり生ききる ほか
◆内容(「BOOK」データベースより)◆
金閣寺・銀閣寺の住職が説く、禅の行動論。考え過ぎるな。臆病になるな。人は、本来無一物。
◆著者について◆
1933年、東京生まれ。臨済宗相国寺派第七代管長。鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)の住職も兼任。
京都仏教会理事長。8歳で大分県日田市の岳林寺にて得度。京都相国寺の専門道場に入門、修行。現代日本の仏教界を代表する禅僧。久留米藩主有馬家の子孫に当たる。
『金閣寺・銀閣寺の住職が教える人生は引き算で豊かになる』(文響社)、『「臨済録」を読む』(講談社現代新書)、『「雑巾がけ」から始まる禅が教えるほんものの生活力』(集英社)、『禅、「持たない」生き方』(知的生きかた文庫)、『やさしい茶席の禅語』(世界文化社)、『力を抜いて生きる』(講談社)他著書多数。
【読んだ理由】
ヘタレ気味のの私が書名にひかれて。
【最も印象に残った一行】
本来無一物。
人は生きている限り、何歳になろうが現役。「余生」など、ない。
自ら行動することで、状況を転じていく。
禅の道場での行往座臥は行動力を培うもの。自ら動き、転じていけば、違う世界が開ける。
善では「自悟自解」、自ら悟り、自ら解(さと)らしめるのが大切だと説かれますが、それはつまり、体験や経験を通して悟ることが、人間にとって何よりも大切だということです。
それが根底になければ、主人公として生きること葉難しいのではないのでしょうか。
禅の世界に「冷暖自知」と言うことばがあります。目の前の茶碗に、一杯のお茶が注がれている、そのお茶が冷たいのか、温かいのか、それを眺めているだけではわからない。どうすれば、それを知ることができるのか。答えは簡単です。自分お手で直に茶碗を触ったり、中のお茶を飲んでみればよい。
随所に主と作(さ)れば、立処皆真あり。
自らを灯とし、法を灯とせよ。
【コメント】
禅は善だね。