某日 サラリーマンやOLの昼時を少し外した時間に竹橋の「パレスサイドビル」の地下街を訪ねた。
このビルは昭和50年代に神田美土代町の勤務先からすぐ近くの竹橋の大手商社に歩いて通ったり 最近は東京国立近代美術館を森さんと訪ねたりするたびに
地下の商店街で一杯やるなど馴染みがあるビルだ。
地下商店街はそれなりに人もいた
目指した店は「タカサゴ」だ。
私は「仔牛のカツ」相方は「平目のフライ」を頼んだが 残念ながら「平目のフライ」はもう出てしまって売り切れだった。人気アイテムらしい。
代わりによく出ると言う「ビーフソテイ』を頼んだがこれはこれでとても美味しかったそうだ。
店は昔ながらの洋食屋の雰囲気を色濃く残していて このビルに勤める社員たちにずっと愛用されているんだなと感じた。
私は最後に一人分だけ残っていた「仔牛のカツ」
味も量も文句のない一品だった。付け合わせのキャベツも本当においしくてつい「いいキャベツ使ってますね」と言ってしまった(笑)。
店員さんたちも厨房も明るい雰囲気で気持ちのいい店内だった。平目のフライを目指してまた訪問しますと言って店を出た。
良い日和だったので帰路はお堀端を東京駅まで歩くことにした。 続く
一部引用・・
1650年創業、超老舗洋食店 タカサゴ 引用元
既に300年以上の歴史を持つタカサゴですが、1600年代に創業され今も残る飲食店は甘味系以外だと、あまりお目にかかることはないため、初めて知った時はとてもビックリしました。詳しい歴史は、神田学会の百年企業のれん三代記 タカサゴさんのページに載っています。抜粋するとこんな感じ。
・慶安3年 / 1650年に神田三河町にて高瀬屋七兵衛として創業
(明治に入ってから高砂屋に屋号を変更)
・振袖火事、関東大震災、戦災など少なくとも3度の大火で資料が皆焼失しているが、現在で11代目。
・元々和食屋だったが、現在のパレスサイドビルに入る際に、カレー屋に。
(11代目はフレンチの修行をしていたため、フレンチにしたかったが、同業種のお店をオープンできないルールにより、フレンチレストランを断念)
という歴史だそうです。ちなみに新撰組隊長の近藤勇も食べにきたことがあるのだとか。すごい…。
で、こちらが現在のタカサゴの姿。昔ながらの喫茶店のような外観。竹橋駅直結のパレスサイドビルにあり、著名な企業がいくつか入居しています(毎日新聞、マイナビ等)。