2007年4月の本ブログに掲載
今年も4月15日に諏訪大社上社の前宮で御頭祭が執り行われました。この祭りは3000年前に遡る縄文人の狩猟神信仰が今に連綿と伝わっているものです。
「春告げる諏訪大社「御頭祭」 五穀豊じょう祈願 (長野日報)
神前にシカの頭をささげて五穀豊じょうを祈る諏訪大社の御頭祭が15日、行われた。諏訪市神宮寺の上社本宮と茅野市安国寺の前宮の間を行列が往復し、諏訪地方に農耕の春を告げた。
神職や大総代、御頭郷の諏訪市中洲、湖南地区関係者ら約200人が行列を整えて本宮を出発。茅野市中道、槻木の氏子が「黄丁」と呼ばれる鮮やかな色の装束に身を包んで御霊代(みたましろ)を乗せたみこしを担ぎ、到着した前宮では神事で豊作を祈った。
かつては3月の酉(とり)の日に行われていたため、「酉の祭り」とも呼ばれ、大社の重要な祭りの1つ。好天の日曜日とあって、境内や沿道は例年以上に多くの人でにぎわい、行列の後について歩く観光客らの姿も目立った。」
祭りの詳細はこちらにあります。2021年に実際に御頭祭りを見学した方のレポートはこちらです。
(上2枚の画像は数年前の新聞から)
茅野市にある神長官守矢資料館に往時の祭りの模様のレプリカが展示されています。
狩猟神と諏訪信仰について こちら
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農作物の豊穣祈る 諏訪大社上社前宮で御頭祭
2023年4月16日 6時00分 長野日報
農作物の豊穣を祈る諏訪大社上社の例大祭「御頭祭(酉の祭り)」が15日、御霊代を諏訪市中洲の本宮から茅野市宮川の前宮に移して行われた。前宮の十間廊で神前に鹿の頭部(剥製)をささげ、北島和孝宮司が奏上した。
御霊代を乗せたみこしは、諏訪大社の諸行事に奉仕する御頭郷を務める落合・富士見・金沢地区の氏子に担がれ、行列を伴って本宮から前宮に運ばれ、十間廊の上段の間に安置された。鮮やかな黄色の衣装姿の氏子たちは、あいにくの雨の中、前宮、本宮間約1.5キロを往復した。
沿道には傘を差したり、雨具を着たりした見物客が多く見られた。カメラやスマートフォンで行列の様子を撮影し、神事を見守っていた。